Peter Pan

童話ボカロ曲7作目は「ピーターパン」です！🧚こちらも有名なお話なので、見たことある人も多いのではないでしょうか☺️

ピーターパンの原作は戯曲、および「ピーターパンとウェンディ」という小説になります📗

それでは早速行ってみましょう♫

1.制作話

今回のPeter Pan 〜Neverland Dream〜は今までの曲と大きく作風を変えました！

クラシカル感を全面に押し出した作品が多かったのですが、今回はエレキギターも入れてちょっとバンドサウンド風？に仕上げました🎸✨

いつもと違う雰囲気にして果たしてピーターパンの世界観が作り上げられるのか…。
ここが最大のお悩みポイントでした🥹

しかし、自分の作品に幅を持たせるためにも、今までと違う作風にしたい！！との思いが強く、意を決してAmple guiterを購入し、いざチャレンジ！✨

そして実際着手してみると…
Aメロ明るい！！(いつも暗め曲調なので、なんかムズムズ笑)しっくり来ない😭

そもそもこのメロでピーターパンになるのか？？原作の世界観を伝えられるのかな😢とものすごーく心配になり、更にギターを含めたアレンジが全く分からず進まず…とっても焦りました😅

このままじゃいかん…！！と思いつつ段々DAWを開くのが億劫に…。

…気晴らしに原作じゃなくて、ディズニー版のピーターパンを久しぶりに見てみるか…と思って見たら…

…めっちゃ笑いました。

後述しますが、フック船長が最高過ぎて🥹おかげで悶々とした気持ちが吹き飛び、アイディアも無事に浮かんできました！(ありがとう！フック船長🪝)

そこから1番Aメロの修正を行い、2番Aメロでファンタジーっぽさを出したり、Cメロ以降をミュージカル風にしてみたり…。

完成までの期間が過去最長となってしまいましたが、なんとかボカコレに間に合ってホッとしました☺️✨

2.原作を読んだ感想

ピーターパンは今まで読んだ原作の中で1番の長編でした！

グリムやアンデルセン、千夜一夜物語などは、複数のお話が合わさって一冊になっているのですが、ピーターパンはピーターパンだけで丸々1冊📗あり、読み応えのある作品です！✨

ただ、独特な語り口調なので、人によっては少々読み辛いと感じてしまうかもしれません😅

ちなみに、ディズニー版との比較ですが、今までで1番原作の設定を引き継いでるな〜と感じました！✨もちろん違う点はちょこちょこありますが☺️

《原作の注目ポイント》

①ピーターパンが大人を憎む理由

②ネバーランドに住む子供達は成長してはいけない

③フック船長🪝は上流階級出身で、礼儀にこだわる

④ウェンディが大人になった後

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①ピーターパンが大人を憎む理由は、
自分の母親に見捨てられた(と思った)から😭

昔、ピーターは家を飛び出し、何日も帰らなかったことがありました。

それでもピーターはお母さんが自分の帰りをずっと待ってて、部屋の窓を開けておいてくれると信じて疑ってなかったのです🥺

そして家に帰ると…

なんと窓は閉まっており、かんぬきが掛けられていました🔒

さらに、ピーターが寝ていたはずのベッドには、別の小さな男の子が寝ていたのです🍼

お母さんは自分の存在など忘れてしまったのだ…とピーターは悲しみました。

その時から、ピーターはお母さんなんていない、必要ないと思い、大人に対して憎しみを抱くようになりました…！

ピーターの大人に対する憎しみはかなり大きく、作中でも次のように書かれています！

" いつものように何もかも台無しにしてしまう大人に対する怒りでいっぱいでした。

わざと一秒に五回くらいの割合で短くて早い息をしました。

ネバーランドには誰かが息をするたびに大人が一人死ぬという言い伝えがあるからです。

ピーターは復讐心を燃やして、出来るだけ早く大人を抹殺していきました。"

うぅ…悲しい😭😭


②ネバーランドに住んでいる子供達(ロストボーイズと呼ばれています)は、大人に成長しようとするとピーターに"間引かれる"ことになります😰

この"間引く"が正確にはどういう意味なのかは語られていませんが、殺すという風に捉えている人も多いみたいです！

殺すのではなく追放かもしれませんが、どのみちネバーランドにはいられません😭

③ディズニー版のフック船長🪝はコミカルなキャラとしての印象が強いですが、原作では「死人のような形相」「遠くから見ると黒い蝋燭🕯のよう」と書かれており、ちょっぴり怖いイメージなんです🥺

そしてまさかの貴族出身💫！！
上流階級らしく、優雅な言葉遣いで育ちの良さが出ており、何より礼節を重んじるという意外な設定でした😳

いやー、フック船長🪝といえば、ディズニー版では、ワニに追いかけられて、ひたすら「スミー！！スミー！！」って叫んで逃げ回ってるシーンがどうしても思い浮かぶので🥹(何回見ても大爆笑🤣)

④ピーターは、最終章で大人になったウェンディと再会します！

実は、ウェンディはロンドンの自宅🏠に帰ってからも年に一度、春の大掃除🧹の時だけピーターと共にネバーランドへ行っても良いとお母さんから言われていました✨

しかしピーターは毎年ウェンディを迎えに来た訳ではなく、迎えに来るのを忘れた年もありました😅

そうこうしてる間に、ウェンディは大人になり、結婚します💒そして女の子を出産！

その後、ピーターが久しぶりにウェンディを迎えに来た時、大人になった彼女を見て、ピーターは苦痛の叫び声をあげ、泣き出してしまいます…😭

「大人になんかならないって約束したじゃないか！」

このセリフが個人的に1番心に響きました😭

なんだろう…。大人になりたくないから子供のままでいるんだけど、それでも一緒に子供のままいてくれる仲間がいなくなり、取り残されてく孤独？がピーターから感じ取れまして…😭

だから曲中にも取り入れました！

そしてピーターの泣き声に、目を覚まして優しく話しかけたのは、ウェンディの娘、ジェーン。

ジェーンはピーターの話をウェンディから聞いており、ピーターをずっと待っていたと言います！

それを聞いたピーターは、ジェーンをネバーランドへ連れて行きます🌴

ジェーンが大人になると、今度はその娘のマーガレットを。

マーガレットが大人になったらまた女の子が産まれて同じ事を繰り返すでしょう…

いつまでもいつまでも…。

ピーターだけが子供のまま…

読了後は、何とも言えない…やるせない気持ちになりました…！

でも面白かったので、ぜひ読んでみて欲しいです😊

★参考図書★

①『ピーターパンとウェンディ』

②『ケンジントン公園のピーターパン』

(ピーターの前日譚ではなく、パラレルワールド的なお話！でもピーターがお母さんとお別れした様子が詳しく載ってます！)

3.最後に

『Peter Pan 〜Neverland Dream〜』は楽しんで頂けたでしょうか？✨

今までにないサウンド作りだったり、原作が1番長編だったり、私の中ではいつもより学びの多い作品となりました🎓

また、ピーターパンに限ったことではありませんが、ディズニーとは違う原作の魅力を、より多くの人に知ってもらいたいな〜と思って活動しています！✨
(個人的に、原作を知ることで、ディズニー作品をより一層楽しめるかなって思ってて😍)

これからも原作の素晴らしい世界観を伝えていけるように精進していきます😆✨

それではまた、次回作でお会いしましょう☺️

最後までお付き合い下さりありがとうございました！✨