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油絵の下地について

今回のテーマは油絵の下地作りについてです。
画家は口を揃えて下地作りが大切だと答える筈です。
僕もそう思っています。

まず下地の効果について説明していきます。
⚫︎絵の具を定着させやすくなる
⚫︎画面を複雑な色味にさせる
が主な役割ですかね?

でも反対に言うと、画面を複雑な色味にしたくなければ下地はいらないということです。
貼りキャンバスを購入すると白い絵の具で塗られいるので(その白が既に下地ですし)絵の具が定着しないということもないです。

そこらへんは自分が制作したい作品と要相談ですよね。

そういえば『下地は何を使ってますか?』という質問を貰ってました。
サポートシステムはいろいろな下地でチャレンジしています。実験をしながら描いてるという感じです。
例えばアクリルラッカースプレーで下地を作ったり、ボコボコの古いキャンバスの上から単色で色を塗り、その上からヤスリがけをして下地を作ったり、油絵の教科書に描いてあるような下地の作り方はしていないです。

参考ならないかも知れないですが、これまで人がやったことがないような下地を模索して挑んでいます。学生の時は教科書に書いてある下地の作り方を忠実に再現していましたが、最近はそういうのもないです。

絵が壊れてもいいからひっちゃかめっちゃかな下地で挑戦してみてください。
もしかしたら油絵の上にアクリルを塗ってバキバキに絵が剥がれるかもしれません。
キャンバスやパネルを折り曲げてもいいでしょう。

いや質問者さんはそういうことを聞きたい訳じゃないんよな。知ってます。
シンプルでアカデミックな下地作りの方法はテレピン+リンシードオイルを使って絵の具の固着力を強めて、それを大きなハケで塗るだけです。以上!
その時に使用する絵の具は速乾性に優れたものが宜しいかと!
例えばイエローオーカーとかの土系絵の具ですかね?

下地を作ったらあとはファットオーバーリーンの法則ですよ!

ファットオーバーリーンとは
油絵具を重ね塗りする際に、重ね塗りする絵具は下の層の絵具より油分を多くしていくという決まりです。こうする事で上に来る層ほど柔らかくなるので、ひび割れが起きにくくなります。


なんか他に知りたい事や記事にして欲しいことがあればここのコメント欄やインスタやTwitterのSNS、どこでもいいので教えてくださいねん🦫🦫🦫🦫

ビーバー大好き🦫



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