【2024/2/3】AUDCHF・EURGBP
”テクニカル分析”はあくまで自分の相場分析のメモとして使っていくことが目的です。マクロ環境と今後のトレードに使えそうなチャートを分析しています。お恥ずかしいのであえて一部有料にしていますが、それでもご興味あるという方はお止め致しません。。。自分なりにお見せできる水準まで仕上がった頃に有料設定解除します(いつになることやら、、)。
ファンダメンタルズ整理
ファンダメンタルズに関して個人的には大きく見方は前回から変わってません。前回までの整理については以下の記事をご覧ください。
今週一週間でマクロ環境が変わるようなニュースは、この2つくらいかと思います。
何故かニュースはパウエル議長が3月の利下げを否定したことばかり注目しますが、そもそも記者会見ではそこまで強い否定だったように感じませんでした。むしろ、3月の利下げは選択肢に残しておきたいくらいのトーンだったと自分は思います。なので、市場は3月利下げの織込みを多少後退させたものの、完全に捨てきれないといった当初の反応。5月の織込みはその反面より大きくなりました。
ただ、その翌日に出てきた米雇用統計が恐ろしく強い数字になったせいでこの見方も崩れ、この二日間で3月利下げの確率は20.50%(1/26時点では46.25%)まで萎んで、5月に関しても5月会合までに1度も利下げを行わない可能性が26.74%弱(1/26時点では11.93%)にまで上がっています。CMEのFED Watch Toolでみると、以下の通りです。
ただ、1月雇用統計の数字にはモデル要因でブレが発生することがあるので少し注意が必要です。この点に関して参考になるリンクも挙げときます。
https://seekingalpha.com/article/56614-nfp-birth-death-adjustments
さらに話がそれますが、仮に米経済がこの金利水準でも元気な状況が続く場合は所謂R*(中立金利)が引きあがっている可能性もあるので、米長期金利の動きには注意を払った方が良さそう。この点に関しては以前X(旧Twitter)でMacroAlf氏の投稿をリツイートしたことがありますが、結構よくまとまっていていつも参考にさせて頂いてます。
中立金利についてよくわからん、という人達は以下のリンクたちをご参照ください。
これでまた、米金利の行く末が読みにくくなった訳ですが、年内利上げが否定されるほどの強い経済データが続かない限り米債券市場の利下げ織込みなんだかんだ消えないと個人的には思うので、
米利下げ時期の後退とその前に利下げを開始するどこかの国のアセット
金利引き締めすぎを警戒したリスクオフとリスク選考時に買わていたアセット
に注目したトレードが考えられそうな気がしています。
テクニカル分析
来週以降にトレードに使えそうな通貨ペアとチャート分析を整理しておきたいと思います。あまりインジケータは使わず(移動平均、一目均衡表くらいは使うかもしれません)基本的に価格だけで分析していきます。なので、戦略的にはブレイクアウト、或いはダマシ狙いのトレードをメインに考えています。
チャート上では略称で記載していますが、それぞれ以下の通りの意味合いになります。また、チャート上の価格はあくまで目安です。各々見ているチャートのプライスは違うとは思いますが、凡そこの近辺程度の理解でお願いします。
M : Month (月) / W:Week(週)/ D:Day(日)/ H:Hour(時)
TL :Trend Line = トレンドライン
ATr:Ascending Triangle = 上方三角持合い
DTr : Decending Triangle = 下方三角持合い
STr:Symetrical Triangle = 三角持ち合い
BW:Broadening Wedge = ブロードニングウェッジ
Rct : Rectangle = ボックス圏
DT : Double Top = ダブルトップ
DB : Double Bottom = ダブルボトム
HS:Head &Shoulders = 三尊型
SL:Support Line = 支持線
RL:Resistance Line = 抵抗線
AUDCHF
月足
大きな流れを見ると、2012年以降から継続して下方向のトレンドライン越しに下落を続けている長期の下げ相場に見えます。2020年に底をつけた相場はそこから下方三角持ち合いを形成。足元は持ち合い圏の下限に近付いてきています。
週足
月足からズームしてみると、週足では2020年9月から2022年9月にかけて2年近くかけてダブルトップが完成し、その目標にあたる0.5727-0.5728レベルに到達。この段階で相場は足元もみ合っており、再び下方三角持ち合いを形成し、まだ下方向への動きを伺うチャート形状をしています。さらに三角持ち合いの中での動きは見方によってはダブルトップを作っているようにも見える点にも注目したい。
日足
日足で下方三角持ち合いの中での値動きを見ると、さらに小さな持ち合い圏が形成されている。三角持ち合いは方向感をどちらに抜けるか判断しにくいので嫌煙するんですが、既にFOMC、雇用統計を経て三角持ち合いを日足で下抜けているのが確認できます。
戦略
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