きっちりした子ども

先日、友人の子どもで2歳7ヶ月の男の子と遊ぶ機会に恵まれました。
ご機嫌で元気いっぱいで可愛いらしいお子様でございました。
思わず遊びながらいろいろと観察してしまいました。

育ちが良いのか、
なかなかに几帳面な方で、
ファスナーやボタン類は全部きっちり締めたがっておりました。
こだわりをお持ちなのか、
本当にしっかりしめます。

お片付けをする時もきっちり。
DVDのパッケージを開けて中に収まっているかも確認されていました。

子どもには子ども特有の美学のようなものがあるように存じます。
しっかり達成しないと気持ち悪さを感じいるのかもしれません。

自分の荷物も自分できっちり持ちたがっていらっしゃいまして、
このまま成長したら、
相当な整理整頓能力になるだろうと楽しみになりました。

子どもは観察力が強く、
良いと感じるものを真似されます。
その子の家庭では、きっちりと荷物の管理がされていて、
その子も自然と身に付いていかれたのでしょう。

さて、話は変わりまして、
その子とセロハンテープで遊んだ時のことでした。
子どもですと粘着面とそうではない面というのがいまいちわかってらっしゃらないご様子でした。
ツルツルしている方で貼り付けようとされたので
「裏だよ」と申し上げましても、
今度は、裏や面といった概念もないであろうことに気がつきました。

小さいお子様と遊んでいると、
自分にとってごく当たり前のことでも
それらを分析して説明するのはとても難しく、
世の中を捉え直す良い勉強の機会を得ることができます。

裏ということについて説明しようと試みましたが、
子どもにも分かるようにとなると全くお手上げとなってしまいました。

結局は、お子様のさせるがままに
自由にいろいろ試している中で、
正しいところに辿り着いた際に
褒めて知らせて差し上げることで
セロハンテープを貼ることに成功しました。

学習の際、
いろいろ試して、
フィードバックでその目的に対する達成度を評価して差し上げることも、
体験的に習得するということであって効果的なのだろうなと考えさせられました。


#育児日記

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