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親父に教わった100の考え方その1 しゃべくりの極意

私の父は自営業でした。家で、日本古来の着物に携わる仕事の為、工場の二階でいつも一人テレビを見ながら生糸の結びつけをしていました。

小学校3年生くらいの時、そんな親父が私に一つ約束事を言ってきました

学校から帰ったらまず今日学校で起こった出来事を必ず報告すること。

楽しかったこと、つらかった事なんでもいいから報告するように

多分ですが、親父は子供とのコミュニケーションがとりたかったのだと思います。

そんな私も、親父と話すことが好きで、いつも学校から帰ってくるとすぐに親父に今日あった出来事を話しに行きました。

そんなある日、私が今日起こった学校での楽しい出来事を親父に話していると、最後までにこやかに聞いていた親父が、私にこう言いました

「話を聞いていて、楽しいのはわかるそして、展開はわかるけど、誰が何をして、どこの部分が面白かったのか全然わからん、ちゃんとお父ちゃんにわかるように明日から考えて話をしてくれるか』

それから、私は、学校から帰る途中親父に今日起こった出来事をいかにわかりやすく、そして面白いなぁと言ってもらえるように考えながら下校したのを思い出します。

あの時の親父の教えが、ことばの大切さ、会話の力を鍛えてくれました。

そして、それが、今の私の営業力であったり、コミュニケーションの能力の基礎になったことは間違いないと思います。

子供と会話する、それを黙って聞いてあげる、出来事を注意するよりも、説明力の大切さを教えるこれって親子において大切な時間だとおもうなぁ

#関西コネクション #ゲットワークス #糸井泰博

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