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楽天面接 成功のコンセプトについて

私は3月中旬に内々定を受けましたが、せっかくですので楽天の最終面接での経験についてシェアしたいと思います。私が受けたのはエンジニア職のProduct Manager職で、2次面接が最終面接でした。

面接ではまず、自分が立ち上げたECサイトでのリーダー経験や、チーム運営で心掛けた点について約30分間深掘りされました。その後、残りの30分で逆質問を行いました。この逆質問が他の学生と差をつけるポイントだったと感じています。例えば、楽天での開発手法について、従来型とアジャイル型のどちらをよく用いるかなどを質問しました。

最終面接では、楽天の三木谷社長が提唱する「成功のコンセプト」を事前に学び、それを意識した対話を心がけました。特に「Speed Speed Speed」のコンセプトが印象に残っています。なぜなら、プロダクト開発では迅速性が重要であり、臨機応変に期間を短縮し、時間を課題の改善に充てることが可能だからです。

ただし、私は短期決戦型で、直面した課題を速やかに解決するタイプです。この性格が長所にも短所にもなり得ますが、面接でこれをアピールすることも重要だと感じました。

最終面接で落ちた理由として、2つの点が挙げられます。一つ目は、将来の夢について具体性が不足していたこと。私は仮想空間と楽天市場を組み合わせた新しい販売プラットフォームについて話しましたが、もっと楽天の現業務に即した計画を話すべきでした。例えば、楽天が現在進行中のプロジェクトや即戦力としてどのように貢献できるかについて話すべきだったと反省しています。現実的な中期的なプランを提案することで、自分のビジョンが楽天での職務とどう連携していくかを具体的に示すべきでした。

二つ目は、逆質問でのアプローチの欠如です。面接官に対してもっと積極的に楽天での経験やプロジェクトについて尋ね、関心を示すべきでした。これにより面接官との対話を深め、互いの期待を明確にする機会を増やすことができたはずです。逆質問はただの質問ではなく、会話を通じて相手の価値観や業務に対する情熱を理解するための重要な手段です。

これらの経験から学んだ教訓は多いですが、特に重要だと感じたのは、面接で自分の将来像を語る際は、その会社の現状や将来の方向性とどれだけ自分のスキルや経験がマッチしているかを明確に示すことが必要だという点です。また、面接官との対話を通じて相互の理解を深めることの重要性を改めて認識しました。

失敗は成功のもととよく言いますが、この失敗経験が次のチャンスに向けての大きな学びとなりました。面接では自分自身をよりよく表現し、会社のニーズに応じた具体的な提案ができるように準備することが今後の課題です。今回の反省を生かし、次に向けてさらなる努力を重ねたいと考えています。

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