4曲目 「スノウ・エピローグ」
どうも、蓮土竜です。
4曲目を発表してから、2か月弱後の更新ということで、相変わらずの遅筆ぶりに頭を抱えております笑
また、私事ですが、学生時代から悩まされてきた慢性鼻炎の根本治療のため、この記事を書いている現在入院中です。
手術が無事に終わりホッとするのも束の間、術後に詰められたガーゼで鼻がパンパンであり、鼻呼吸が全くできない状態でこの記事を書いているため、頭が思うように回らず、とっ散らかった文章となっていることをご了承願いたい、という気持ちを表明して挨拶と代えさせて頂きたいと思います(改まった文章で言い訳をするな)。
さて、肝心の楽曲をどうぞお聴きください。
歌は、CeVIO AI「可不」ちゃんです。
・楽曲
タイトル「スノウ・エピローグ」
【歌詞】
通り過ぎた 海岸線の城
輪郭も 見えない水底で
色めいた劣等感と 真冬の匂いに
駆けだした
回帰線上で すれ違う度
ぼやけた視界の隅の 君の影を見る
透明の肯定を 背に受けて
紡ぎだした 化石になるその日まで
至純の思想に 何を見たの
調子外れ 刹那主義的でも
名前なんかわかんなくても 心音で
僕を分かってよ
なんてね
遠く遠くの世界の 不文律も
揺蕩いめくるめく 矛盾いつも
走査線 低空飛行した理想論を
纏って ただ風を切る
白んだ宵のイメージを
手繰る日々もいつか
終わってしまうの?
Ah...
遥か上空の星と
まぎれて見えないグラデーション
過去の行く末だなんてさ
後日譚で どんな色にでもなるから
透明の肯定を 背に受けて
紡ぎだした 化石になるその日まで
示準の示相に 何を見たの
調子外れ 刹那主義的でも
名前なんかわかんなくても 心音で
僕を分かってよ
なんてね
君の歌も 聴かせてね
・楽曲制作の背景(無色透名祭Ⅱについて)
この楽曲は、11/2~5に開催された、無色透名祭Ⅱに参加させて頂いたものとなります。
参加曲数はなんと約4,800曲とのことΣ(゚Д゚)sugeeee!!!
この投稿祭は、「アーティストが持つ話題性や知名度ではなく純粋に音楽のみを楽しめる機会をつくる」というコンセプトのもと、主に以下のルールで開催されました。
①参加者全員の楽曲が主催アカウントから匿名で一斉に投稿される
②動画は白背景に黒文字で歌詞を書く
再生数についても、肌感覚として、全曲ある程度均等に伸びている感じでしたし(何かアルゴリズムがあるのかな?)、ランキング形式ではないので、純粋に発掘の楽しさがあり、とても良き投稿祭でした⤴⤴⤴
一方でネタ曲は、黒文字だけというルールがシュールさに拍車をかけるのか、はたまたRTで拡散されやすいのか、爆発的に伸びているイメージでした。
ネタ曲強い。。。
また、公式Twitterでは投稿曲のうち、ランダムで1曲が再生されるリンクが貼られたツイートがされていて、自分も開催期間中に大いに活用させて頂きました。
無色透名祭終了後の現在もリンクから飛べるので、まだ体験されていない方は飛んでみてはいかがでしょう😊
・作ってみての所感
新曲を作る際、直近に勉強したことを鮮度の高いうちに取り込むことを意識しているのですが、今回は音選びについて意識したことがあります。
楽器は、音色や奏法の特性により以下の4つに分類して考えられるとのこと。
①減衰音の和音楽器
→ピアノ、ギター等
②持続音の和音楽器
→オルガン、ストリングス等
③減衰音の単音楽器
→ベル等
④持続音の単音楽器
→フルート、トランペット等(奏者の息が続く限り持続)
①③のような減衰音は、打楽器、撥弦楽器などに多く、アタックは強いが音が持続しないため、コード楽器として使うときには、細かくリズムを刻む必要があるとのこと。
②④のような持続音は、管楽器、擦弦楽器などに多く、リードとは別に、裏で白玉で鳴らすだけで音が分厚くなるとのこと。
そのため、減衰音と持続音をレイヤーさせることで、アタックもリリースも確保して、オケの中で存在感のある音にすることができるようです。
例)ピアノ+ストリングス
ベル+シンセパッド
ポップスのオーケストラアレンジなどは、このレイヤーの理論で考えるととても理にかなった構成なのかなと感じました。
また、編曲の段階で漠然と物足りなさを感じた時に、足す音色を決める指標にもなるので、今後大いに活用していこうと思いましたφ(..)メモメモ
上記の内容を受けて、今回の曲では、サビでのコード楽器の構成を、減衰音(リリースカットピアノ、ギター)と持続音(ストリングス)のレイヤーにしました。
また、1Aの伴奏について、始めはピアノだけにしようと思っていたのですが、歌詞の情景から静かな音像にしたいので基本構成を白玉にする反面、ピアノだけだとあまりに減衰が早いので、リバースピアノとのレイヤーにして、うすーくシンセで補強しています(編曲やMIXってホントにこういう閾値の操作がモノを言いますね)。
また、転調について、今までは短三度転調以外したことがありませんでしたが、今回の曲では、2B→間奏のところで初めて近親調への転調(A→E)を取り入れてみました。
メロの構成音も一音しか変わらず、共通するダイアトニックコードも多いため(3和音→4つ、4和音→3つ)、五度圏の裏に行くような大胆な転調に比べて、前後のメロやコードの混ぜ具合で転調の度合いに強弱のつけられる近親調が、個人的には自由度があって使いやすいし、好みだなと思いました。
また、ここまで4曲作ってみて感じたのですが、自分は歌詞の一文字一文字にまで意味を込めたいという傾向が強いなと感じました。
自分自身、曲を聴くときは、メロや歌いまわしが小気味よくて、余程自分の考えに当てはまらない歌詞でなければ、すっと聴けてしまうタイプなのですが、オリジナル曲になるとこうも顕著に表れるかと面白く思っています。
ということで、歌詞解説などとらしくもないことをやりたくなってきたので、見たい人だけ以下の記事を読んで頂けたらと思います。
↓↓↓↓↓↓
Coming soon…
・今後の展望
現在5曲目を鋭意制作中です。
今まで発表してきた4曲は自分に関することのみをテーマにしてきましたが、5曲目に関しては、あるアニメのテーマを自分なりに解釈して勝手に歌にしております。
詳しくは5曲目の記事にて書きたいと思いますが、自分一人では出なかったような語彙が、世界観に沿う単語を調べているうちに出てきたり、世界観に合うスケールや音色探しをしたりと、とても楽しんで制作しています。
お楽しみに~。
それでは皆さま、メリークリスマス🎅フォッフォッフォ
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