見出し画像

自動車の仕事 Vol.39

来月11日から5週にわたって、講義をすることになりました。

自動車の仕事ということで、大分類では自動車工学の部類に入る。
計算のお話なんですが、エンジンの回転数からトランスミッションを経て
タイヤが回るまでにギアを何個通るかで変則比が変わります。

トランスミッションの後にはデファレンシャルギアがさらに比率を変えます。

車速は時速表示なので〇〇km/hで表示され、エンジン回転数はRPM
分速で表記されていますからここでも1H=60Mなわけですから
計算の最後で分速から自足に変えてあげないととてもすごい間違えだと自足600Km/hなんていう答えが出てきます。


昔のカタログには絶対載っていた走行性能曲線

5速で200㎞/hを超える性能なんだ、その時のエンジン回転数は3700rpmなんだとか見るための表ですが今はカタログから消えてしまいました。


エンジン性能曲線

こちらのエンジン性能曲線も見なくなりましたが
こちらは円三㎜が9000rpmあたりで最高出力が出て
燃費のいいのは7000rpmあたりなのかとか見るためのグラフなんです。これも最近のカタログからは消えてしまいました。

まぁこれは、エンジン単体で調べている数字ですからこれに実際には風圧やら、勾配やらいろいろな走行抵抗が加わっていくわけですが、F¥その時の環境によって大きく変わることから、この2つの性能曲線は実際の走行ではあてにならないということです。

ただし、同じ条件でほかの影響を受けないということであればたメーカとの比較材料になるものです。

まあ。カタログ値の燃費なんておおよそ半分だと思っていた方が良いです。
私の考えではこんな情報だからカタログの限られたスペース~消えて行ってしまったのだと思いますが、このような計算をするのが今回の講義になります。


上図の様にエンジンの回転は、トランスミッシとデファレンシャルで回転を抑え、エンジンの回転速度を抑えて、駆動力を高めています。

トランスミッシとデファレンシャルの中にはギヤが入っています。ここで減速比の計算が必要になってきます。
トランスミッションのギヤ比を変速比と呼び、デファレンシャルのギヤ比を減速比と呼びます。

そして、この二つが合わさったギヤ比を、本書ではファイナルギヤ比と言います。

こんな話を一生懸命覚える学生さんに授業をするのですから約2週間こちらも予習はたっぷりしていかないと、申し開けないので今週は予習と復習をしっかりやり、治します。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?