たけのこbot の幼少期「脅し文句」
お前は実は川から拾った子なんだ、という脅し文句が世の中にはあるそうで。これがなかなか怖がる子は怖がるそうで。私はそんな事言われたこと無かったので、小さい頃の自分がどんな風に感じるのかはわからないです。なんせあそこまで何も考えずに行動出来る天性の脳みそを持っていた頃の記憶なんて全くありませんので。かの室伏広治のようにどちらかと言うとおさるのジョージ寄りの遺伝子を持っていたのでしょう。今も身体のどこかに眠っているのかと思うと自分も捨てたもんじゃないなと思えます。
そんなだったので、本来覚えていなければいけない幼き日の思い出もまるっと忘れてそうで悲しいと感じることが度々あるのですが、ひとつだけハッキリ覚えてるし、なんなら今になっても擦られる、前述の脅し文句のようなものがあります。
「お前はうちの裏山から生えてきたんだぞ」
裏山と言えども、度重なる都市開発によって土地面積だけ見るとサッカーコート一面分も無いような、山じゃなくて丘じゃねぇかと友人にぼやかれるようなちゃちい物ですが、毎年収穫しきれずにひたすら荒れていくくらいのたけのこが生えてくる竹林がをかかえた立派な資産です。たけのこフルコースが出来るくらいたくさん獲れるしとてつもなく美味しいしで最高なんですが、物心ついたときから主に父親からずっと言われてたのがこれです。
他の人がコレを聞いたらどう思うんでしょうか。
私は初めて父親に言われた時は「だからか」と思ったんです。私はまさに、裏山から生えてきたたけのこだったのです。
最近の目標は、「短くて面白いことが言えるようになる」です。
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