【詩】路面電車の恋

路面電車の後ろの席に僕が座ると
女子高生の可憐な花 目の前に座る
君と僕はお見合い状態
青春時計がチクタク鳴るよ

君と僕は名前も知らないけれど
だけど周波数がぴったり合うよ
お互い向かいあって目のやり場に困る
スキトキメキ胸キュンドキドキさ

スマホの画面見ているふりしているよ
体が熱くなる だけど知らんぷり
君がリップクリーム塗っているよ
レモンの味の酸っぱささ

目と目が合った瞬間ドキッと
お互いうつむき 頬が染まる
はにかみ屋でとても恥ずかしい
路面電車は信号待ち

いつも同じ時間に会う赤い糸さ
僕はチェックのシャツ着てるアメカジ大学生
7時12分の初恋なのさ
路面電車はモノクローム

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