【詩】そよ風のメロディー

夏が通り過ぎて そよ風が吹いてきた
君とバスに乗って高原に行ったのさ
花が咲いていた 君は麦わらさ
メロディー流れてきた ふたりの恋なのさ

 出会った頃は何にも喋らず
 ただうつむいていた君なのさ
 だけど僕ら以心伝心さ
 ただそばにいるだけで感じとった

風が髪を揺らす 心を揺らしてる
君の匂いが僕を包むのさ

 君は時代に取り残され
 街の片隅でうずくまっていた
 懐かしいよ 古里の景色さ
 君は時をかける少女だよ

いつもそばにいてよ そよ風のメロディーさ
君はウォーターカラー 秋色に染まるよ
僕らはどこへ行くの 壊れそうな恋なのさ
体寄せてくるよ 淡い君のくちびるさ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?