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二世帯住宅を考える 第6回

6・ 上下階の 連絡 に工夫をすべし!

       というお話。
先ずは前回お約束した部分の説明から始めます。
・・・・
RC住宅を 敵視 する住宅営業マンには
1・ 『 RC住宅は建設コストが高いですよ。 』
2・ 『 RC住宅は 固定資産税が高いですよ。 』
3・ 『 コンクリートはひび割れしますよ。 』
4・ 『 コンクリート住宅は結露しますよ。 』
5・ 『 コンクリート住宅は夏暑くて冬寒いですよ。 』
などという 勉強不足 な方々がいらっしゃいます。
・・・・ と書きました。

『 なるほどそうか~っ! 』と思ってしまったあなたであればRC住宅(鉄筋コンクリート住宅)を選ぶことはないでしょう。

また最初から『 高額すぎて鉄筋コンクリート住宅は手が出ない。 』と思い込んでいるかもしれませんね。

そこで、一応上記のご意見に対して回答しておきます。

1・ 『 RC住宅は建設コストが高いですよ。 』 に対しては
→ 『 同等価格であれば 本当はRC住宅の方が好ましい のだけれど 
もね~ということの裏返しですか? 』って聞いて下さい。

2・ 『 RC住宅は 固定資産税が高いですよ。 』
→  固定資産税は【 残存評価額 】に対して課税 されます。
たった27年程度しか法定耐用年数がない建物と47年もある建物とどちらが優れていると思いますか? ※またいずれ詳しく話します

3・ 『 コンクリートはひび割れしますよ。 』
→ 木造や鉄骨造の基礎は何でできていますか? 
鉄筋コンクリートが優れた構造だからこそ基礎構造に採用しているのではないですか?それとも御社の建物の基礎は 木造 ですか?
※またいずれ詳しく話します

4・ 『 コンクリート住宅は結露しますよ。 』
→ 知識が30年遅れていますよ。ヒートブリッジについてキチンと理解できていますか?  ※またいずれ詳しく話します

5・ 『 コンクリート住宅は夏暑くて冬寒いですよ。 』
→ 知識が30年遅れていますよ。熱容量 断熱性能 気密性能 について理解し説明ができますか? ※またいずれ詳しく話します

というようなことになります。

 それぞれまた詳しく説明しますが、上記の内容はさておき近年の災害の多さを考えただけでも、どの構造の住宅に住めば大切な家族の命を最も安全に守ることができるのだろう? というようには想いませんか?

 私は 東日本大震災であれ程に たやすく 押し流されていく木造住宅を見て『 RC住宅を手頃な価格で設計施工できるようにしなければ・・・。』と思ったのが建築士としての原点だと思っています。

・・・・堅い話になってしまいました(汗)。

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分離型であれ非分離型であれ、上下階の連絡については工夫をしておく必要があるでしょう。

・電話機の子機を増設できるタイプを上下階に置いておく

・玄関に設置するようなインターホンを各寝室に置いておく

・ナースコールのようなものを設置しておく

様なことが考えられます。

 つまり、不測の事態が発生しかけた時にすぐに対応できるような事を想定しておいたほうが安心だろうと思われるのです。

もちろん、携帯電話でOKならそれでも構いませんが、【 ボタン一つ 】で急を告げられる方が好ましいかもしれませんね。

いずれにしても【 備えあれば憂いなし 】です。

 ただし、その際にはどのように対応するのかを常々考えておかなければ 【 いざ 】という時に役には立ちませんので、お気をつけくださいね。

つまりは、時々利用しておくということです。

その方が冷静に対処もできるように思います。

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あなたがお考えの建物で【 まさかの事態 】を想定してみませんか?
YouTubeで 津波 火災 洪水 それぞれに関してイメージ形成の解説をしています。
宜しければご覧になってくださいね。
初期のもので不慣れから画像が切れてしまったりしていますが・・・・参考にはなると思います。


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感想など頂ければ有り難いです。


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