【小説】駄菓子屋のおじさん①
ある田舎町に県営団地がありその近くに小さなお店がひっそりと佇んでいました。そのお店は地域密着型、団地や周囲に住んでいる人しか知らないいつからあるかも分からないそんなお店があった。店主のおじさんはとても、寡黙で厳格な面持ちだが、優しい一面を持っている人。そのおじさんのお店は色々なものを売っていた。野菜、飲み物、文房具、お菓子、日用品、何でもあった。
ある日、団地に引っ越してきた少女、まだ幼くよちよち歩きの葵、明るく元気にすくすくと新しい家にもなれ育っていった。
葵はたまにお