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習い事で得られるもの

前回のブログでも書いた
息子の習い事について、
もう少し掘り下げてみたいと思う。

そもそも習い事なんて
別にしなくてもいいんだけど、
何か熱中することを見つけて欲しい、
習得して得意になってほしいという
親心という名の押し付けなのかもしれない。

自分の小さい時の習い事の経験や
やっておけばよかった!という反省も含め、
自分ができなかったこと、なりたかった自分を
自分の子どもに淡い期待を込めて
習い事をやった方がいいよ、と
誘導していたりしないだろうか。

もちろん、習い事を通して身につくもの
(体力、社交性、協調性など・・)もあるだろうし、
やっぱり小さい頃からやっておいた方が
吸収力も高いし上達も早いから
大人になってからやるよりも
断然有利だと思う。

そんな私も子どもの頃、
いろんな習い事をしていたけれど
全部やりたくないことばかりだった。

ピアノ、水泳、習字、塾、、、
私がやりたいと思ってやったものはなくて
親の言うとおりにやってた。
ぜーんぶ嫌で嫌で仕方なかったけど笑

でも結果、全然上達もしないし、
中学になるタイミングで全部やめた。

習い事に関しては嫌な思い出しかないけれど、
その反動なのか
大人になったら自分がやりたいと思った事は
とりあえずやってみた。

空手、ヨガ、バレエ、英語、サイクリング、ボクササイズ、、
他にも体験だけだけど、
合気道、ロッククライミング、ハンググライダー、ピラティス、、
おもしろそう!と思うものは全部やった。

結果わかったのは、
自分からやりたいと思うことは自然と続く。

人によって違うと思うけど、
私の場合の習い事って
上達したいとか資格や級を取らなくてもいいから、
日常生活では得られないものを
得るできることができるのが
ただただ楽しかった。

習い事を通して得られるものって、
単純に楽しい気持ちや
それを通して得られる知識や価値観、
さらには同じ思いを持つ仲間を繋がれたりと
技術以外のものをたくさん得られるんじゃないかと思う。

もちろん、無理してやる必要はないけれど
やらないよりやった方がいいのは確か。

だからこそ、自分の子どもには
何かを習得して欲しいというより、
やりたいと思うものを見つけて
楽しいもの、熱中できるものを
見つけて欲しいと思っているのかもしれない。

じゃあ、本人が楽しい、続けたい!と思うのは何か。
それを探してあげたいから
あんまり無理強いはしたくないのだけれど、
とにかくできるだけたくさん
いろんなことを体験してみてほしい。

ただそれだけなんだけど、
やっぱり子どもにとって習い事って
親のエゴだったりするのかな。

自分の小さい頃のことを書いていて
ふと思い出したことがある。

習い事じゃないけれど
うちの親は昔から映画とか美術館巡りが好きで
幼い頃、つまんないなーと思いながらも
いろんなところへ連れて行ってもらっていた。

今となってはそれが私の好きなことに繋がっている。
そして、映画や絵画を通して得たものは確実にある。

美しいものや異文化に触れること、
そういった経験が今になって私の好きなことや
今やろうとしていることに
つながっているのかもしれない。

これについてはまた今度書いてみようと思う。




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