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自分も通ってきた道だから。

うちらの修行時代は、ただ怒鳴られ・殴られ・蹴飛ばされ・・
の日々だった。

もちろん、中学校でも高校でも
体罰は標準装備で先生達も怖かった。
社会に出てからも仕事場の先輩達は怖かった。

だから学校では「いじめ」
などと言うものは、皆無では無かったけれど、今の様に騒がれるほどの事は無かった。

社会人になってからもよく怒られた。でも怒られた後は結構サッパリとしたもんで・・「おい!飲みに行くぞ!」
って、よくおじさん達・笑
に誘ってもらった。

飲み屋では、あまりたくさん注文すると
「奢ってもらう時はな、割り箸に料理の汁を吸わせて、チュウチュ吸いながら酒を飲むんだよ」
「俺らお小遣いが少ないおじさんがお前らに酒飲ませてんだから、そのくらい気を使えや!」

って、笑!

そうやって世の中の渡り方を教えてもらって来た世代からしたら、今の子達はとても自由で柔らかな毛布に包まれている様な気がする。

学校では生徒を「・・さん」と呼び、
叱ることは無いそうで。

個人の自由を大切にし「個性」と言う名の我儘を"尊重"するそうです。

私もそれが悪い事だとは思っていません。

私だって我儘を言い、二日酔いで仕事に行き先輩から「お!社長!・笑」
なんてからかわられ、仮病で休んだ事もありました。

フランスにいた時代にちゃんと仕事していたかと言うとそんな事は無く。

帰国してから初めて働いた銀座のレカンではシェフの城さんから「クビ」を宣告されるし。

でもどうやって這い上がって行けばいいかを常に考えて生きてきた。

落ち込んでいると興奮する事を仕事以外に求めてしまう。
どおやって仕事で脳が興奮する事が出来るのか?

そんな事を若い頃常に考えていた。

だから自分も通って来た道を今若い子達が通ろうとしている。
応援したいがどおやって応援すればいいのかと考えれば考えるほど、わからなくなって来てしまうほど、難しい時代になって来てしまった様な気がする。

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