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空想小説

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思いつくままに書いた空想です。
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#煙草

300字小説『青煙』

「多くの人の犠牲の上に成り立つ自由なんて、大した事ないわ」 久しぶりに母が帰って来た。 「…

achi-ko
1か月前
25

140字小説『little smoker』

いつも彼女は、好きな人の為に煙草を吸っていた。 「美味しいと思ったことなんて一度もないわ…

achi-ko
6か月前
11

140字小説『smoke ring』

婚姻届けを渡された。 「書いておいて」 「これ出すの?」 「どうしよっか」 優柔不断で浮気性…

achi-ko
6か月前
13

140字小説『alcohol or cigaret?』

「お腹すいた」 そう言って君は目の前にビールと煙草を並べる。 「いただきます」 ビールを一…

achi-ko
6か月前
11

night smoker

真夜中に吸う煙草は、苦味が強い気がする。 『煙草やめてほしい』 そう言われた瞬間に、別れ…

achi-ko
7か月前
8

140字小説『smoke of love』

待ち合わせの時、彼女はいつも煙草を吸っている。 「お待たせ」 「全然。行こう」 手を繋いで…

achi-ko
7か月前
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140字小説『cigaret blues』

ジュークボックスから聴こえる懐かしい曲。 目の前にラム酒を入れたコーヒー。 煙草に火をつける。 外はまだ明るい。 ああ。なんて贅沢な時間。 こんなに頽廃的で美しいものを。 あの人は理解しなかった。 「あなたは負けたのよ、このコーヒーに」 喉に流し込む。 なんて官能的な熱さ。 煙を吐く。 好きだったわ。

140字小説『smokin' ballade』

煙草を吸い始めたのは、いつだっけ。 寂しかったからかな。 こんな不味いもん吸えないよと思っ…

achi-ko
7か月前
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