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#2「あのこは貴族」


こんにちは。ご無沙汰してます、天津飯です。
今日は、計3回観た大好きなこちらの作品を紹介します。



観終えて

観終えて……というか
もう3回も観てる作品なのでね。


それくらいこの作品は感じさせてくれるものがたくさんあってとても素敵。特に人が感じる幸せの在り方。


結婚すれば幸せになれる、とかそういった無理矢理押し付けられがちな考えを優しく解き放ってくれるような、そんな感覚になる。
(結婚が悪というわけではないですが…)


生粋の東京生まれ東京育ちのお嬢様、華子(門脇麦)
地方生まれで上京してきた美紀(水原希子)


絶対に交わらないであろう2人が
思いがけないきっかけで出会うことになり、
少しずつ距離を縮めていくのが愛おしい。


詳しいまとめは後で
ここで好きなシーンを2つご紹介。
(と言いながらも本当に好きなシーンだらけなので、、!)


①華子と美紀、それぞれの親友との掛け合い

華子の親友でプロバイオリニストの逸子(石橋静河)

美紀の親友で高校大学の同級生の里英(山下リオ)

この2人の存在が、階級の違い関係なく
女性として生きることの楽しさ、息苦しさをリアルに伝えてくれているなと思った。

華子、美紀が相談することに対して、ズバッバサっと返してくれる逸子と里英。

逸子と里英が交わる場面はないけれど、
もし2人が出会っていたら似たもの同士で仲良くなるの早そうだなと思ったりもした。

主人公の2人と同じくらい、それぞれ親友たちのことも大好き。

好きなシーンと言っておきながら、
すんごくざっくりとした説明になってしまった……



②華子が美紀の部屋を訪れるシーン


とあるきっかけで出会うことになった華子と美紀。

華子がタクシーに乗っているとき
偶然、自転車に乗っている美紀を見つけて呼び止める。

その後、美紀が華子を家に招待。

1人暮らしにはちょうどいいアパート。

ただ、都内で豪邸暮らしのお嬢様華子にとっては
こんな空間で暮らしているのか…という新鮮な感じに思えたのだろうか。

壁に貼ってある美紀の学生時代の写真や家具や雑貨をじっくり、でもとても優しい眼差しで眺めていた。

ベランダに出てみると、目の前には東京タワー。

「東京で生きてきたのに、こんな景色はじめて見た」と華子がつぶやいたのを見て、


この瞬間、華子の中にあったしがらみがふっと解けたのではないかと感じた。

棒付きのアイスを食べながら語る華子と美紀の後ろ姿がとても美しかった。

この作品で特にお気に入りのシーン。

終わりに

「隣の芝は青く見える」
ということわざがあるけれど

この映画はそれをとても上手く映像表現しているなと思う。

誰しも皆、自分の生活に完全に満足してる人なんかいなくて

時には周りと比べたりして惨めになったりする。

でもそんな人間味あふれる感じが私は嫌いじゃない。
生活するって、社会と関わるって、他人と触れ合うってそういうことだし。

だから、ちょっと人と関わるのが疲れたなとかマイナスな気持ちになったときに、この映画おすすめです。

心に優しい栄養をくれるはずだから。

おまけ

この映画の役者さん、私の好きな方たちばかりで嬉しかったんだけど

特に好きなのが、石橋静河さん。

華子の親友 逸子役


まっすぐで真があって、でも無邪気さもある

とても好きだな〜とうっとりしながら観ていました。

自分は今髪を伸ばし中だけど、
ショートカットの女性はやっぱりすごく惹かれる…

石橋さんの出演している映画で好きなものまだあるので、

また今度紹介します。


天津飯

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