英語の勉強を始めたの何回目だろう?
英語の勉強をしていて一度は聞くセリフ第一三位、「日本語が世界共通言語ならいいのに!」
うん、気持ちは分かる。小さい島国であり独自の文化が多い日本という国でしか話されない日本語が世界の共通言語になってくれれば私たちの語学勉強は「国語」一つで済む。
でも、と考える。日本の美学の一つに「隠す」がある。本心は隠すし、笑うときは手で口を隠す。平安時代の女性は顔を隠したし、隠れて仕事をする忍者までいた。そんな日本のことだ。もしかしたら私たちが未だ知らない隠された日本語があるかもしれない、と。どこかの時代に「隠したい日本語」を集めて誰にも見つからない場所に保管し、それらを歴史の流れからも切り離した偉い人がいた可能性もゼロではない。そんなことを考えていると、言いたいことをハッキリ言葉にする英語がなんだか素直な奴に思えてくる。そして日本人は今日も英語の勉強に勤しむのだ。
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