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年間指導計画作成のヒント(乳児)part4

こんにちは。とさかまるです。

さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。

丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!

と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
ものすごくたくさんの量になってしまうのでいくつかに分けてご紹介します。
今回は年間指導計画 乳児 編です。

Ⅲ期(10~12月)


予想される子どもの姿

・保育者と親しみ、友だちのしていることにも興味関心を持ち関わりながら遊ぼうとする。
・周囲の環境に興味を持ち、言葉や身振りで伝えようとする。
・友だちとの関わりが楽しくなり、一緒に遊ぶことを喜ぶ。

期のねらい

・身の回りのことに興味を持ち、自分でやろうとする。
・落ち葉など秋の自然に触れて遊ぶ。
・保育者の声掛けで、身の回りのことを自分でしようとする。
・保育者や友だちと一緒に十分に身体を動かして楽しむ。

養護(生命の保持)

・体調や気温に合わせ、衣服調節をして快適に過ごせるようにする。
・健康に過ごせるように活動や天候に合わせて衣服や室温の調節を行う。

養護(情緒の安定)

・保育者に気持ちを受け止められながら安心して過ごす。
・友だちと一緒に遊ぶ楽しさが感じられるように「順番」「交代」「貸して」など約束を守る仲立ちをする。

健康

・身の回りのことを保育者の見守りの元やってみようとする。
・毎日の生活の仕方がわかり、できることは自分でしようとする。

人間関係

・友だちの存在を意識して、やっていることに興味を持ち関わったり一緒にやろうとしたりする。
・友だちと関わる中で、自分の思いを伝えたり、相手の欲求に気づいたりする。

環境

・戸外遊びを通して秋の自然に触れたり、季節の変化を楽しんだりする。
・散歩に出かけ、自然物を見たり触れたりして楽しむ。

言葉

・保育者や友だちに簡単な言葉や指差しなどで思いを伝えようとする。
・保育者やお友だちといろいろなやり取りを楽しむ中で物の名称を覚える。

表現

・イメージを広げ、様々な玩具を使って見立て遊びを楽しむ。
・様々な素材を使い、描く、貼るなど作ることを楽しむ。

環境構成

・園周辺の安全な場所を確保しながら自然と触れ合えるようにする。
・子どもの気持ちを受け止め、できた時には喜びを共有、共感し自信や達成感を感じることができるような声掛けを行う。
・活発な遊びが多くなるため、安全な環境を整え十分な休息をとるようにする。
・新しいことを行う際には、やり方をわかりやすく丁寧に伝えていく。

保育者の援助

・子ども同士のやり取りが増えると保育者の関わりも増えてくる。言葉を促したり添えたりしながら丁寧な関わりを職員間で共有していく。
・集団と個を大切にした保育援助を心掛けていく。

食育

・スプーンを正しく握り、最後まで一人で食べようとする。
・食具の持ち方や食べるときの姿勢などを意識しようとする。

子どもの姿

・生活の流れを理解してくると子ども自らやろうとする。友だちへの興味、関心も芽生えてくると玩具の取り合いなどのトラブルも多くなってくる。
・生活の仕方を身に着けていくようになると個人差が生じている。嫌がる思いも出てきているが、切り替えながら自らやろうとすることも増えてきている。


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