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指導計画作成のヒント 月案12月

こんにちは。とさかまるです。

さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。

丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!

と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
今回は月案 12月 (幼児)編です!!


養護(ねらい)

・室温を適切に保たれた環境で手洗いうがいなどを行いながら健康的に過ごす。
・生活に見通しが持てたり自分でできることが多くなり、自信をもって安定した気持ちで過ごす。
・風邪を予防するための習慣が身につき、うがいや手洗いを丁寧に行おうとする。
・発表会の練習をする時間、好きな遊びを楽しむ時間など、メリハリをつけて生活することで充実感を味わう。
・風邪や感染症を予防するために、冬は特に手洗いうがいを丁寧に行うことができるようにする。
・ひとり一人が主体的に活動し、自信が持てるようにする。

養護(環境構成、援助)

・外と保育室の温度差に気を付けながら、換気や暖房をする。
・試行錯誤してやり遂げたときにはたくさん褒めたり、頑張りを認めるなど次の頑張りや自信につながる声掛けをする。
・手洗いをする意味を伝えて、子どもたちが自発的にできる様意欲を育む。
・一日の活動の中で動と静を意識して時間配分を行い、子どもたちが落ち着いて過ごせるように配慮する。
・冬の感染症の予防について知っていることを話し合う場をもって、健康的に過ごすにはどうすればいいか、自分たちで考えていくことができるように声をかけていく。
・ひとり一人の子どもが自己を発揮できるような機会を設け、褒めたりして自信が持てるような声をかけていく。

健康(ねらい)

・戸外では集団ゲーム遊びや縄跳びなど積極的に身体を動かして遊び、健康な身体を作る。
・走りながら、跳ぶ、蹴るなどのいくつかの動作が複合した動きを遊びの中で経験していく。
・寒さに負けずに身体を沢山動かし、健康的に過ごす。

健康(環境構成、援助)

・散歩に出掛ける際には縄跳びをもっていったり、様々なゲーム遊びを伝えることで身体を動かす遊びを楽しむことができるようにする。
・サッカーや大縄跳びなどに誘い、遊びを通して多様な運動をする機会を作っていく。
・寒い季節でも身体を動かして外遊びを楽しむことができるように遊具や遊ぶための用具などしっかりと準備を行う。

人間関係(ねらい)

・思いやりや憧れの気持ちを持ち、異年齢児とのかかわりを楽しむ。
・当番活動やお手伝いを通して、誰かの役に立ったり感謝されたりすることを喜ぶ。
・友だちの良さを見つけて思いやりをもって関わろうとする。

人間関係(環境構成、援助)

・友だちとの関わりを深めていくことができるような声掛けをしていく。一人遊びの子にも声をかけてさりげなく友だちとの関わりを持てるようにする。
・子どもたちが積極的に当番活動に参加ができるような環境を整えていく。
・うまくできた子の様子をみて同じようにやったり、できた子がほかの子に教えたりして、友だちと力を合わせてやり遂げようとする。

環境(ねらい)

・室内の環境が整っていることを心地よいと感じ、使ったものをもとに戻すなど自分から整えていく。
・友だちとともに冬の自然を発見し、遊びに取り入れる中で関心を深める。
・時間を見ながら行動しようとする。

環境(環境構成、援助)

・玩具の量を調整したり、片付ける場所を視覚的にもわかりやすくするような工夫を行う。
・霜柱などがありそうな場所に誘導し、子どもたちが発見した喜びを感じられるようにしたり、発見した喜びを共有できるようにする。
・見通しをもって行動できるように、活動ごとに時間を伝えていく。

言葉(ねらい)

・友だちの話や思いに耳を傾ける。
・人の話を聞く時の姿勢を意識し、集まりなどでは正しい姿勢で集中して聞く。
・相手の話に耳を傾け、自分の思いを伝えようとする。

言葉(環境構成、援助)

・お互いの気持ちを整理しながら傾聴する姿勢を保育者が見本となるように行っていく。
・話を聞く時の約束事を確認するとともに、気がそれがちな子どもには繰り返し声をかけたり、保育者が側についたりして個別に援助していく。
・相手を思いやって会話をするように伝えて必要に応じて仲立ちをしていく。

表現(ねらい)

・様々な色や素材を使って自分なりに工夫し、製作する楽しさを味わう。
・好きな音楽に合わせてカスタネットやタンバリン、鈴などの楽器を演奏することを楽しむ。
・自分で想像したものを製作を通して表現する。

表現(環境構成、援助)

・のりやハサミなどの製作用具の使い方について引き続き伝えていき、約束を守って製作を楽しむことができるようにしていく。
・ステージや客席となる椅子を用意して子どもたちが発表会ごっこに入り込めるような環境を作る。
・様々な素材を用意して自由に表現できるようにしていく。

食育(ねらい)

・年末年始の行事でどんなものを食べるか、どんな過ごし方をするかなど、興味を持ったら様々な絵本や図鑑で調べてみる。
・えのきの育ち方の話を聞き、興味を持つ。
・食事のマナーを自分で意識しながらおいしく食べる。

食育(環境構成、援助)

・おせち料理や餅つきについてなど正月に関連した文化について、絵本を読んだり話をする。休みや正月への興味や期待を引き出すことができるようにする。
・実物を見せながら、わかりやすく話をする。
・食事のマナーについて全体で確認し、部屋に掲示等して促していく。

配慮すべき事項

・風邪が流行し始めるため、個々の顔色や様子に気を配って声掛けを行っていき、適切に対応できるようにしていく。
・室温湿度に気を付け、乾燥しすぎないように水分補給をこまめに促す。
・室温湿度に気を付け快適に過ごせるようにする。
・手洗いうがいを丁寧に行い、感染症予防に努める。

保護者支援、連携

・胃腸炎やインフルエンザなど季節性の感染症について予防法や症状、流行の程度などを保護者に伝えて予防に努めてもらう。
・園や家庭での子どもの様子を送迎時や連絡帳などで共有し、子どもの成長をともに見守る。
・長期休み中の健康について、感染予防には手洗いうがいだけでなくできるだけいつも通りの生活リズムで過ごすことも大切だと伝えていく。

職員との連携

・胃腸炎やインフルエンザなどの感染者が出たときの対応について、職員同士で話し合っておく。
・職員同士で声を掛け合い、定期的に換気を行ったり、室内の玩具消毒を行うなどして感染症の流行を予防する。
・行事に向けての活動内容や役割分担について話し合う。
・職員間で連携し室温、湿度調節、換気をこまめに行う。

長時間保育

・異年齢児が集まるため、全体をよく見て怪我に留意する。
・ゆったりと安心して過ごせるように寄り添ったりスキンシップをとったりしていく。
・子どもの不安な気持ちに寄り添い、安心して過ごせるようにする。

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