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年間指導計画作成のヒント(乳児)part3

こんにちは。とさかまるです。

さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。

丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!

と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
ものすごくたくさんの量になってしまうのでいくつかに分けてご紹介します。
今回は年間指導計画 乳児 編です。

Ⅱ期(7~9月)


予想される子どもの姿

・少しずつ生活リズムに慣れてきて、一日の流れに沿って保育者とともに生活するようになる。
・自然物や身近なもの、玩具に興味を持つ。
・園での生活の流れがわかり、安心して過ごす中で身の回りのことを自分でしようとする。

期のねらい

・一人一人と十分に関わりながら、気持ちを受け入れて信頼関係を築いていく。
・安心できる保育者の元、遊びを通して夏の雰囲気を感じる。
・気の合う友達と関わって遊ぶ楽しさを感じる。
・水の冷たさや砂の気持ちよさを感じる。

養護(生命の保持)

・戸外活動や水遊び等で体調管理がしっかりと行われ、安全な環境で十分に活動できるようにしていく。
・暑い時期を健康に快適に過ごせるように、水分補給や休息を十分にとる。

養護(情緒の安定)

・スキンシップが十分に行われて安心して過ごす。
・自分でやりたいときには見守り、手助けが必要な時には援助し、自分でしようとする気持ちを大切にする。

健康

・おむつやズボンなど簡単な衣服の着脱を保育者と一緒にしようとする。
・簡単な衣服の着脱を自分でしようとする。

人間関係

・十分なスキンシップの元保育者とのかかわりを楽しむ。
・保育者やお友だちに親しみをもって自分から関わろうとする。

環境

・玩具を使って水遊びを楽しむ。
・自然や身の回りにある様々なものに興味や関心を持つ。
・保育者やお友だちと一緒に水、砂、土に触れながら夏の遊びを楽しむ。

言葉

・絵本や歌、手遊びを通して簡単な繰り返しの言葉を楽しむ。
・気の合う友だちと一緒に見立て、つもり遊びや繰り返しのある言葉の模倣を楽しむ。

表現

・音楽に合わせて体操や手遊びなどを保育者と一緒に楽しむ。
・全身を使って踊ったり、走ったりする。

環境構成

・水温、気温等を確認し水遊びが十分に楽しめるように安全な環境を整える。
・保育者が仲立ちとなり、友だちとのやり取りや関わりがスムーズにできるような声掛け、援助を行う。
・夏を快適に過ごせるように気温や湿度、風通しに留意し、水分補給を十分に行う。
・身の回りのことなど、自分でやりたいという気持ちを大切にし、丁寧に関わる。

保育者の援助

・職員間で個人差を十分に共有し一人一人にあった援助や関わりをしていくようにする。
・子どもたち全員に同じことを求めずにその子にあった援助を心掛けることで無理なく達成感を感じることができるように促していく。

食育

・食べたことのないもの、苦手なものも励まされて意欲的に食べようとする。
・よく噛んで最後まで食べようとする。

子どもの姿

・季節の変わり目で体調を崩す子どもが多い。保育園での生活に慣れてきて、保育者の声掛けで生活をやってみたり、一緒に遊ぼうとしている。
・少しずつ自分でやろうとする気持ちから身の回りのことも保育者と一緒に行ったり自らやったりする。うれしさから自信や意欲にもつながっている。


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