指導計画作成のヒント 月案1月
こんにちは。とさかまるです。
さて、保育士として行う業務に指導計画の作成があります。
年間指導計画に月案、週案など…。あげればキリがありません。
この指導計画の作成、得意な先生もいるかもしれませんが、慣れないうちはなかなか大変なんですよね…。かくいう僕も指導計画の作成に苦労している保育士の一人です。
丁寧に時間をかけて指導計画を作成できることが理想ではありますが、中々そうはいかない現実があることも確かですよね!?
それに!指導計画はあくまで計画!ここに時間をかけるよりも子どもたちとの時間に割きたくはありませんか!?!
と、いうことで。指導計画作成のヒントをこの記事にまとめたいと思います。僕がこれまで作成してきた指導案の内容です。細かいニュアンスを変えながら活用できるところはぜひ、ご活用ください!!
今回は月案 1月 (幼児)編です!!
養護(ねらい)
・戸外と室内の温度差が大きくならないようにこまめに気温や湿度を確認していく。
・子どもたちの変化にすぐに気付けるよう、表情や気持ちを汲み取っていく。
・自分たちが使用するものを整頓し、身の周りを清潔に保つ。
・一日を通して活動にメリハリをつけ、充実感を味わいながら過ごす。
・手洗いうがいで感染予防し、生活に必要な習慣が正しく身につくようにする。
・楽しみながら自分なりの目標をもって活動に取り組めるようにする。
養護(環境構成、援助)
・温度を上げすぎず、子どもたちの様子を見ながら適度な環境を作る。
・相手に伝えられずにいる子どもには声をかけて伝えられるようにする。
・自分の身の周りを清潔にし、整頓する心地よさを感じられるように促す。
・一日の活動の中で動と静を区別し、充実感を感じられるように環境作りをする。
・手洗いうがい、手指の消毒を呼びかけ、自発的に行えるように援助する。
・ひとり一人の練習の進行状況を把握し、自信が持てない子どもを励ましたり、意欲が持てるように声掛けをしたりする。
健康(ねらい)
・冬の冷たい風を感じながら戸外で元気よく遊ぶ。
・ルールのある遊びを通して、身体を十分に動かして遊ぶ。
・手洗いやうがい、衣服の調節をして健康に過ごす。
健康(環境構成、援助)
・子どもたちの表情を見ながら、健康的に過ごせるようにする。
・休息や水分補給を十分に取りながら友だちと一緒に身体を思い切り動かして遊べるようにする。
・手洗いうがいの再確認をし、適切な服装を考えられるように言葉をかける。
人間関係(ねらい)
・友だちと協力しながら新しいことに挑戦することを楽しむ。
・遊びや生活の中で友だちと意見を出し合い違った考えがあることに気付く。
・友だち同士で考えを出し合いながら遊びを展開させることを楽しむ。
人間関係(環境構成、援助)
・トラブルが起きた際にはすぐに仲立ちできるように側で見守りながら声をかける。
・友だちとの会話を通して相手の思いを知り、受け止められるよう声をかける。
・意見を中々言えない子や自分の思いを通したがる子など、それぞれの特徴や思いに合わせて寄り添った援助を心掛ける。
環境(ねらい)
・冬の自然に触れて季節を感じる。
・季節に合った遊びや行事を友だちや保育者と一緒に楽しむ。
・冬の自然現象に気が付き、見たり触れたりして興味や関心をもって遊ぶ。
環境(環境構成、援助)
・触れてもよいものかどうか伝えながら怪我がないようにする。
・行事にちなんだ製作や絵本、遊びを友だちや保育者と楽しめる様に環境作りをする。
・冬の自然に触れ、不思議に思ったことや発見したことを受けとめ感動を共有して遊びに広げる。
言葉(ねらい)
・休日に楽しかったことや体験したことなどを友だちや保育者に話す。
・友だちや保育者の話を聞く際には正しい姿勢で集中して聞く。
・文字や数に興味関心を持ち遊びに取り入れて遊ぶ。
言葉(環境構成、援助)
・子どもたちの話をじっくり聞けるような環境を作り、他児ともかかわりが持てるように促していく。
・相手の話を聞く際には正しい姿勢で目を見て聞けるように伝える。
・遊びの中で文字や数に触れる機会を作り、一人一人の興味に合わせて一緒に書いたり調べたりしていく。
表現(ねらい)
・楽器に興味を持ち、歌や合奏を楽しむ。
・生活発表会に向けての活動の中でセリフを身体で表現する楽しさを味わう。
・友だちと役割を分担しながらなりきってセリフを言い、物語を表現する楽しさを味わう。
表現(環境構成、援助)
・楽器の使い方を伝え、楽しんで歌や合奏ができるように声をかけていく。
・身体を使って言葉を表現する楽しさを味わうことができるように楽しい雰囲気の中で行う。
・劇遊びでは自信の役らしい動きに気が付いたり友だちの動きやセリフををよく見ていたりする姿を認め、意欲につなげていく。
食育(ねらい)
・箸の正しい使い方を覚えて食事をする。
・行事を通して季節の食材や伝統料理に親しみを持つ。
・正しい姿勢で食べる。
食育(環境構成、援助)
・積極的に箸に挑戦したり、遊びの中でも取り入れたりして親しめるようにする。
・伝統料理や季節の食材に興味を持ち知れるようにする。
・正しい姿勢や食事のマナーなど絵本などを通して伝えていく。
配慮すべき事項
・室内外の気温差を体感し、生活の違いを覚えながら遊びこめるようにする。
・ひとり一人の健康状態を把握し、病気の早期発見と適切な対応を心掛ける。
・発表会に向けての取り組みが楽しく期待を高められるような活動となるよう環境作りをする。
・園生活のリズムが取り戻せるように体調や様子を見ながら対応をする。
保護者支援、連携
・感染症予防のため家でも手洗いうがいの敢行を習慣づけるように伝えていく。
・園での出来事を伝えて子どもの興味関心や疑問を共有し保護者の協力を得る。
・休み明けの生活リズムの乱れなどを整えるため健康管理について連携を図る。
職員との連携
・生活発表会での職員それぞれの動きについてよく確認をする。
・戸外活動の時には安全を確認しながら、適切な交通ルールを伝えるように配慮する。
・避難訓練のスムーズな流れや役割分担などを確認しあう。
長時間保育
・保育者や友だちと安心した環境の中で過ごす。
・友だちと仲良く、落ち着いて過ごす。
・安心した環境の中で思いやりの気持ちや相手のことを気遣う気持ちを育てる。