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カウンセリングを受けた時の話


前回までの治療経過についてはこちら↓

不妊治療でのつらい経験や悩みって
デリケートなことが多く
簡単に人には話せない
また経験者でないと共感できないことも
たくさんあります。
夫婦であったとしても、その悲しみ・つらさの
受け止め方、捉え方は様々で‥
それがすれ違いの原因にもなりかねない。
当事者にとっては、とってもとっても
デリケートで繊細な事なんですよね。

今回、私は凍結胚を1日にすべて失うという経験を
しました。
妊娠してないわけなので、実際には「子ども」ではないのだけど、
わたしの中では、すでに自分の子ども同然の存在で
近い未来で会えることを期待していたわけで‥

ある種の喪失体験だったのかなと思っています。

この時、以前からインスタでフォローさせて
いただいていたメンタルケアカウンセラーさんに
個別メールカウンセリングを申し込みました。

以下、カウンセラーさんに送った病み文と
その間のやりとりの際にいただいた
前向きになれた言葉を
少し綴りたいと思います。
また、立ち止まってしまった時に
私自身振り返られるように。


落ち込むようなことがあったときは、
とことん悲しみに浸るようにすること。
一旦落ちるところまで落ちたら、
あとは自然に気持ちが上がっていくから。
自分の気持ちを置いてけぼりにしたまま
無理をして走り続けてしまうと
いつか必ず心身共に疲れ切ってしまう。

今いるお子さんがなにより欲しいのは
「ママの笑顔」
まずは目の前にいるわが子に
「あなたが存在しているだけで幸せ」なんだと
いうことを伝え続けたいですね。

人は「失ってしまったもの」に
目を向けてしまいがち。

「すでに自分が手にしているもの」
「これから手に入れたいもの」
に意識を向けることで
喪失感からくる苦しみ・悲しみが和らいでいく。

こんなやりとりから、

今わたしのそばにいてくれる夫や
いくつもの奇跡のめぐり合わせで存在してくれている息子との時間を日々大切にしながら、
次に出逢える運命の受精卵を想い
次の治療に向けて気持ちを整えることができています。


不妊治療って孤独です。
私自身、夫以外に初めて、事細かに治療内容や
過去、現在の胸の内を話しました。
親でも友達でもない‥第三者に聴いてもらうこと。

通院先にカウンセラーさんがいなかったので
今まで機会がなかったけれど、
このようにカウンセリングを受けてみると
自分自身が
治療やこの先について、
どう思っているのか・どうしていきたいのか を
見つめ直す機会になってすごくいいなと
思いました。

人生は、自分の思い描いたとおりになりやすい。

私は2023年、
34歳で妊娠して、35歳で出産する。
〈言霊〉

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