作ることの楽しさ~自分にしかできないこと~

今回は神山案内人の方のもとに訪れた体験で感じたことを記事にしました。

都会にない温かさ

2023年7月16日、2回目の神山町体験に向かいました。
天気は1回目の体験の時のような、気持ちのいい快晴でした。
到着してまず私は、新鮮な空気と広大な自然が飛び込んできました。 
神山町の街並みは落ち着いており、マクドナルドやスターバックスがなく、コンビニもそれほど多くなく、決して便利ではないですが、古き良き民家が立ち並び、木材で建てた建物が多く、都会のビルでは感じない温かさがありました。
それは正に、一度目の神山体験で感じた人の温かさと同じでした。


遭遇!! 謎の目

体験に向かうため歩いていると、謎の作ったアート作品を見つけました。
大きな目がこちら見ている作品で、ずっと見ていたら吸い込まれそうになるぐらいの迫力を感じました。
私の好きなアーティストのONE OK ROCKのCDジャケットと同じで、ワンオクがここ神山に来たのかと、思いました。
後日、神山の人に聞くと、神山町に来たアーティストさんが作ったもので、もともとは眼鏡屋だったそうです。
大栗山に訪れた際もそうでしたが、神山には多くのアーティストが作った作品があり、神山は芸術の町でもあると思いました


不思議な美容室

私が体験に行ったのは、阿部晃幸さんが経営するGarden of the forest~森の小さな美容室~です。
お店に訪問した時、お店から三味線の音が聞こえており、間違えて民家に来てしまったと思いました。
後から聞いたら阿部さんが阿波おどりのために、演奏の練習をしていたみたいです。
阿部さんの第一印象は、陽気で南国に居そうな人でした。
しかし、後々この印象がガラリと変わることになります。
お店は、周りの民家と溶け込んでいて美容室とを、はじめは気づかないぐらいでした。
阿部さんは元々名古屋で美容師をしており、そこから地元の神山に帰ってきて、このお店を開かれたそうです。
お店に入った時、入り口のすぐそこにドラクエ3やゼルダの伝説などの昔のファミコンソフトが段ボールにたくさんあり、私はゲームが好きなのでつい見とれてしまいました。
お店はBARも経営をしており、夜にはお酒を楽しむ事ができます。
美容室とBAR、釣り合わないもの同士のはずなのにお互いが共存しており、居心地が良いと感じてしまい、ずっとここにいたいと思えるほどでした。



阿部さんの人柄

阿部さんのお話はしっかりとした受け答えをしてくれて、私が用意していた質問の答えを言ってくれました。
第一印象の陽気な人から、「几帳面な人」でもあると、人は見た目では無い。
そう思いました。

驚愕!!卓越された建築センス

阿部さんはお店の改築を100万以内に費用を抑えられたそうです。
しかも、ほとんど一人で改築を行ったみたいです。
お店を見ただけでは、120万はすると思いました。
なにより、一人で改築を一人で行うことに、並外れた行動力を感じました。
そして私が一番驚いたのが、移転前のお店です。
そこにはお昼をごちそうになるために訪れました。
そこは、ライブ会場になっていて、月末には、おおくの住民をよんで、ライブをしています。まるで秘密基地のようになっており、フィギュアなどが飾られていました。
なにより、広々としていて、天井のミラーボールがとてもおしゃれで沢山の遊び心が沢山ありました。
男なら誰しも絶対憧れる場所です。
まさに、「秘密基地」という感じでした。
いつか自分もこういうのを作りたいとおもい、とてつもない憧れをいだきました。

ビジネスの視点

阿部さんは、商才にも溢れた人です。
どうやって経費を抑えるか、これはビジネスに生かせないかなど、阿部さんの視点や感性は経済学部の私はとても勉強になりました。
そういう思考を、私のこれからの4年間に生かしたいです。

新たな夢

阿部さんは通して、私はある夢が出来ました。
それは、「自分の力で何かは作っていく」です。
私は、今まで作るということはしませんでした。
しかし、阿部さんの色んなものを手掛ける姿を見て、すごいと思いましたし、とても楽しそうに見えました。
それにより、自分でも誇れるものを作り、次の世代が帰ってこれるように、自分の地元を「第二の神山町」にしていく。
そう思えた体験でした。

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