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熊野古道中辺路 3日目

2024年3月25日(月)

朝6時に起床。
窓の外を見ると雨は降っていないようだが、霧の中だ。
宿の窓から外を見ると、昨日ははっきり見えた大鳥居が霞んでうっすらとしか見えない。
天気予報は雲なので少し安心だ。

今日は、新宮の駅前のホテル(最終日に宿泊しようと思っていたホテル)の予約がとれたので、小口には行かず熊野川沿いに新宮の町まで下る行程だ。

7:00 宿の女将さんに挨拶して行こう思ったが誰もいなかったので、玄関の鍵置き場に部屋の鍵を置き出発する事にした。
まずは大鳥居に向かう。

田んぼの中のまっすぐな山道の先にある大鳥居

宿を出て5分もかからず到着。
とにかくでかい。
この鳥居の先が明治の水害まであった熊野本宮大社の社の地だそうだ。
ここも世界遺産に認定されているようだ。
水害にも流されなかった古い石垣の跡などを見ながら境内を散策する。
例年なら境内の桜も満開だったのだろうが、今年はまだ3〜5分咲きといった感じである。
満開の桜と大鳥居のコラボ景色を楽しみにこの時期に来たのだが、こればかりはしょうがないが、ちょっと残念である。

手水の横にある世界遺産の石碑

7:20 高橋を渡りヤタガラスサッカー必勝記念碑に行くが、今は必勝を祈願することがないのでそのまま写真だけ撮り歩き始める。

ヤタガラスサッカー必勝記念碑 周りの桜が満開なら良かったが

国道沿いに歩道を歩いていると311号線との分岐のところで地図を見ながら道に迷っている外国人ペアがいた。

男性に声をかけると、おそらくスペイン語?のような言葉が帰ってきた。
もう一人の女性は英語ができるみたいで英語で道を尋ねられた。
どうやら小口に行きたいみたいだが、国道からの入り口がわからず迷ってみたようだ。
小口への入り口までは同じ道なのでついてくるよう言う。(多分伝わったと思う)

10分ばかり歩いた先が小口の入り口だ。
細い石段と横にある地図をを示し、ここが小口の入り口だと教えると笑顔でお礼を言われた。
二人はバス停のベンチに荷物を下ろし休憩してから坂を登って行くようだったので、『Good luck!』と声をかけ別れた。

小口に向かう小雲取越入り口 写真右にある石段を上がって行く

7:58 二人と別れまた川沿いの国道を下って行く。
途中何箇所か長いトンネルがあって怖い思いをしたが、10:50 瀞峡めぐりの里熊野川についた。
少しお腹が減ったので、和歌山ラーメンを食べトイレを借り出発する。

瀞峡めぐりの里熊野川
和歌山ラーメン ここは和歌山県だったことを思い出す

11:17 瀞峡めぐりの里熊野川を出発。
まただらだら川沿いの下り坂を歩いて行く。

12:24 道の駅 瀞峡街道・熊野川に到着。

道の駅 瀞峡街道・熊野川

ソフトクリームを買いベンチに腰を下ろし休憩。
朝は濡れていた靴も、歩いているうちに少しずつ乾き始めてきた。
靴を脱いで中が乾くように中敷を外に出しゆっくりソフトクリームを食べる。
朝乾いていた靴下も全体的に湿ってきており、時折吹く風が靴下を通り足に当たるのが気持ちいい。

20分ばかり休憩し靴を履き歩き始める。
この先地図では休憩できそうな所が見当たらなかったが、国道沿いなので何かあるだろうと考えながら歩いて行く。

国道を歩いて行くが休憩できそうなところがない。
おまけに時折降る雨で道端は濡れているので、ゆっくり荷物を下ろして座るような所もない。
14:45 ガードレールの端のところに座れそうだ。
下も乾いているので荷物を下ろし休憩する。
ザックから行動食を取り出し靴を脱いでゆっくりする。

ちょっと道が広くなっているところで休憩

15分程度休憩し再び靴を履いて歩き始める。
濡れていた靴もだいぶ乾いてきたので歩きやすくなった。
ただ道は単調で、歩いていてもつまらない。

だらだら歩いていると新宮市内に入った。
16:34 予約したホテルが見えてきた。
チェックインして晩御飯の買い出しに向かう。
駅前のローソンぐらいしか無いとフロントのスタッフに言われたので、素直にローソンで弁当を買い部屋に戻る。

風呂に入って弁当を食べたらもうする事がないので9時過ぎには寝てしまった。

本日の歩行距離:36.5Km (51,008歩)

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