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テをカケル





手仕事が見えるものが昔から好きだった



使う人を思いうかべながら


時には、相手を心配し思いやる気持ちで

針をさしてゆくのかなと想像していた。





そのこころ配りはまるで大切な人が

〇〇が苦手、、、と言っていた

その一言をずっと忘れずにいて
これからも配慮する決心をしたときの気持ちに似ている



丁寧い一針ずつ


刺しては抜き、刺しては抜きの繰り返し


その工程の中で、きっと想いも一緒に紡がれてゆく





こころと手は連動している

単純な〝作業〟のうえではなりたたないと思った




丁寧にこころをこめたものは、仕上がにも優しい雰囲気が出る



そんな一部分を目にするたびに

尊いと感じ、

この貴重な体験ができる時間は 〝有限〟 であることにあせりも感じた



シェルブールコート」(soutiencollar)



羽織ると ふわっと肩にのるのが「シェルブールコート



やさしさのおすそわけを頂いているような
心の温まる瞬間だ


自分自身のココロの在りどころがもっと明確になる




人は単純なのかもしれない



優しさが伝われば伝わるほど
大切にしようと思えるものだ



丁寧に着れば自然と愛着もわく



ひとのぬくもりや、存在を感じられるお洋服に出会ったなら

これから先の人生も豊かになるだろうという希望が持てる



カチャカチャと忙しなくキーボードの上でうごく指


やっぱり音もせわしなくて、それに気づいて手を止める




先日、少しほつれた部分を、手まつりで縫ったことを思い出した


替えはいくらでもある

キーボードの上の指と同じだけれど、

大切にしたいと思う気持ちがそうさせたのだろう




人の手が加わることで、二つとないものになる


その無限の変化は、飽きることなくわたしをワクワクさせた



だからこのコートにも、おのずと惹かれてしまうのだろう


シェルブールコート」(soutiencollar)




「シェルブールコート ベージュ」(ステンカラー)のオンラインページはこちらから

「シェルブールコート ノクターン」(ステンカラー)のオンラインページはこちらから



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