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男性としての強さ

 こんにちは、乙訓野添です。最近、炭酸水ばっか飲んでるせいか、やたらオナラが出ます。あまり臭いはしません。

 先日、Xでとある人から、こんな質問を受けました。

従いたい。 慕いたい。 この感情を女性に抱かせるにはどうしたらよいか

 自分は主従関係の経験はあまりないので、優しさや思い遣りじゃないのか、と尋ねたところ、

優しさや思いやりも大切ですが 女性を「圧倒するなにか」があるとよい

 という返事でした。なかなか難解なことを言ってきます。圧倒するなにかとはなんだろうか。それじゃ、あなたのイメージする「圧倒するなにか」とは何なのか、聞いてみたところ、

仕事、名声、富、はたまた性行為の上手さ

 という答えでした。即座に「これは違う」と感じました。財産や地位や名誉といったものは、その人がまとう衣であって、中身ではない。ましてや、sub女性がそんなものに圧倒されているだけなのだとしたら、Dom男性はイケメンや金持ちなだけ、という事になる。しかし、この界隈を眺めてて、どう見ても、そうとは思えませんでした。

 そこでしばし黙考。チーン! 自分なりに答えが出ました。それは、

芯の強さではないか

 出会い戦線において、弱者男性は、女性から気に入られようと、下手に出て、優しくて物分かりの良い男を演じざるを得ません。それが女性が求める男性の理想像だからです。しかし、そういった男は、せいぜい「いい人」止まりで、その先に進めません。現実的には、イケメンでハイソで、心のどこかしらでは女を見下したところのある男が、女性を食い散らかしています。いわゆる強者男性という訳ですが、そうした男性のどこが強いのか。それが、芯の強さではないか、と考えたのです。

 芯の強さとは何か。それは、人や物事に振り回されない人ではないか、と思います。自分の意見と考えを持ち、しっかりと地面に足を下ろしている人。こうした人は、強いと思います。女性の顔色を伺って、その機嫌を気にしている男などは、これに比べたら随分弱い。振られた時に、泣いて縋って引きずってる様を想像すれば、如何に弱いかが見て取れるでしょう。
 D/sの関係で、subの人はDomの人に支配されたい願望がある。そのDomが女々しく弱かったのでは、主は務まらないという事だと思います。

 ただ、芯の強さは諸刃の剣でもあります。相手を慮らない、自分の事だけ優先する、相手を全く認めない、こうした人は、ただのモラハラ野郎です。主やってる人でも、相手が自分に惚れ込んでるのに付け入って、こうした態度の人が結構います。また、デカイ態度を取るのがSらしさだと勘違いして、オラついてる人もよく見かけますが、そうした人は芯の強さそのものがなかったりもします。
 主やってる人で上手いなぁと感じるのは、subの気持ちなんか一顧だにしてない風に装っていて、その実はちゃんと分かっていて、ギリギリまで追い込んだ後に、ちゃんと餌やりする人です。ちょっと卑怯だったりサイコパスだったりする風に見えますが、優しさや思い遣りを併せ持っている事が、芯の強さを魅力に転換しているのだと思います。
 無論、お付き合いに至るには、見た目とかフィーリングとか相性とか、そういうのも加味される要素です。その部分において、何かしら欠陥のある自分は、そもそもそういうステージに立てないのです。しかし、芯の強さというのは、普遍の価値だと思います。お相手が見つからない、自由恋愛に疲れ切った、もう独りで良い。そう考える事も、芯の強さの一つです。その強さがあればこそ、卑下したり逆恨みした生き方をしない心の持ち方だと思います。
 また、SM論として語りましたが、これはノーマルな男女関係でも当てはまる事だと思います。今の男は弱くなったと言われて随分になりますが、しっかり自分をもって生きて行ってほしいと思います。

 今回のnoteはここまで。自分の経験を振り返っても、偉ばってた時の方が上手くいってた気がします。まぁ、限度がありますが。いいねやコメントいただけると励みになります。最後まで読んでいただき、有難うございました。


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