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「育休」と「メルカリ」は相性が良い

第二子を出産して約2ヶ月。
里帰りも終了し、自宅での生活にも慣れて落ち着きつつある。

少し余裕が出てきたとき、ふと、以前からやってみたかったメルカリを始めようと思い立った。
ちょうど第二子の出産祝いを色々な人からいただく頃だったが、正直一人目の時に揃えた育児用品で十分賄えたし、新たに買い足すものも本当に少なかった。
その状態で、出産祝いとして育児用品をいただいても…(第二子であることを考慮してカタログギフトを下さる方も多かったがそれでも選ぶものがない)
という感じだったので、手持ちの育児用品とダブったものなどを断捨離しようという目的でメルカリをスタート。

試しにベビー服や育児用品を検索してみる。
聞いたことはあったけど、本当に中古品が売れていることにびっくり。
着倒したベビー服、開封済みのオムツなど消耗品。
それらをかき集めて「まとめ売り1,000円」というものもある。

たぶん、私は中古品に抵抗がある方なんだと思う。
生まれたての自分の子供に与える服やおもちゃを中古品で賄うというのは全く頭になかった。
でも、売れた商品のやり取りを見ていると、少しでも多くのものを我が子に与えたいという親心から購入している人もいることを知り、メルカリが、なんというかポジティブに使われているんだなと感じた。


前置きがとっても長くなったが、タイトルの通り、「育休とメルカリは相性が良い」と感じている。

理由は以下の通り。

①育児用品・ママになる前のファッション品を持て余す時期であること
②育児の合間時間に、「タスク」をこなせること


「身の回りの不用品」というのは、常に身近にあるものだと思うが、育休中はそれが目に付きやすい時期だ。
子供が生まれると、それまで家になかった育児用品がどっと増える。
新しく保管場所を作り、子どもの成長に合わせて出したりしまったり、そして増えていく。
サイズアウトしてしまったり、着る機会を逃してしまったベビー服・靴・おくるみ、残ってしまったオムツなどの消耗品、もう遊ばなくなったおもちゃなど。
それらを良い感じに整理したいと思ったとき、親戚や近所の小さい子供がいる家へ譲るか、売るかの選択肢になり、私の場合は後者になった。

メルカリで一番最初に出品したのは、出産祝いでいただいたカタログギフトだった。
本当に心が痛んだが、本当に欲しいものがなかった。基本全部揃っていたし、第二子のために新調しようと考えるともっと自分で選んで買いたかった。
そのカタログギフトは定価11,000円だったが申込期限も迫っていたため、半額+送料を目安に6,800円で出品。
すると、1時間しないうちに購入者が現れた。
びっくりして急いで梱包してコンビニに持ち込んで発送した。
出品、梱包、発送、評価入力で一連の取引が完了する。
一通りやってみると、まるでひとつのプロジェクトが終わったかのような達成感がある。

次はどれを出品しようか。これも売れるみたいだぞ。けっこういい値段で売れるんだな。
と検索魔になる。

そうしていると、自分の持ち物にも目がいく。
クローゼットの中を見渡すと、出産前後で着る服がだいぶ変わったな〜と感じる。
例えば、丈が長くて広がるフレアスカートは履かなくなった。
育児中は子供の抱っこや世話でかがんで立ち上がっての繰り返しだから、フレアスカートの裾を踏んでしまって動きづらい。
トップスについても、子供が首元を引っ張ってくるので、伸びやすいニットなどは着なくなった。
洋服の好みが変わったわけではないが、子供が大きくなるまで出番がなさそうだとわかると、クローゼットを占領させるのがもったいなく感じる。
そこでメルカリ、というわけだ。

実際、今の私の出品中のものは育児用品と自分の身の回り品とで半々程度だ。
ひとつひとつ家から不用品がなくなっていくのは気持ち良い。


メルカリを始めると、出品中・取引中・取引完了の3つの状態で商品を管理することになる。
出品中の段階では、購入に至るまでに「コメント」や「いいね」をもらうことがあり、コメントに対応したり、いいねや検索数の動向次第では商品説明文の編集や値下げを行ったりする。
取引中の段階では、購入者へ発送準備をする。発送するといっても発送方法がたくさん存在する。サイズ・送料・匿名か実名か、など商品や購入者側の希望に合わせて決める必要がある。発送方法が決まると実際に梱包してコンビニなどの発送場所へ持ち込む。
取引完了すると、購入者への評価コメントを入力する。購入者からも評価をもらって、すべて終了。

複数の商品を出品していれば、上記の流れがいくつも同時並行することになる。
そうすると、働いていた時代の仕事感に近いものがあり、小さいながらも「タスク」を抱えて遂行することにやりがいを感じる。
育休中はこどもの世話がメインで、収入がないのに食事や買い物で消費するばかりの生活に「生産性がない」と感じることもある。
その中にメルカリの取引があると、自分の「タスク」を遂行することで実際に収益が発生するため、なんとなく生産性を感じる。

育休中のママにとってメルカリは、タスクを遂行する「達成感」を得ることができ、収益を得ることで「生産性」を感じることができるツールである。

育休中は、不要になった育児用品・自分の身の回り品に目が届きやすいタイミングであり、メルカリを始めるのに最適な時期とも言える。


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