ハムレンとうしれん、マルシェに出店する その1

うしれんとハムレンはどうぶつの夫婦です。


ある日の午後、ハムレンの家にお友達のりすれんが遊びにきていました。


「ハムレンのお茶、おいしいわぁ。」

「ふふふ、ありがとう。」


りすれんがふと部屋を見渡すと、部屋の一角に、可愛いうさぎの人形がいくつかありました。


「うわぁ、可愛い!」


「ありがとう。これ…私が作ったのよ。」

「えーっ?そうなんだ!」


「うん、こういうの作るの結構好きだから

。お洋服やリボンは、余ったハギレで作れるしね。」

「そうなんだ〜。ハムレンにこんな特技があったなんてね。」

「特技だなんて、そんなぁ。」

手作りの人形をほめられて、ハムレンもまんざらでもないようでした。


「ハムレン、今度町おこしのイベントでマルシェ(市場)があるんだけど、ハムレンもお人形で出店しない?」

「えっ?…ええ〜っ!?」


ハムレンはびっくりしました。

「りすれん、本気?」

「もちよ。人が足りないというのもあるけど、ハムレンには是非出てほしいわ。大丈夫よ!」

「お人形は実家にもあるし、無理…とは言わないけど、少し考えさせて。」

「OK!いい返事を期待してるね。」

そしてりすれんは帰っていきました。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?