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七剣士物語

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中学時代無類の強さを誇った雪代響子。しかし、石館中学剣道部でのトラウマから一時は剣道を殴り捨てるように辞めてしまう。縁あり再び総武学園高校で剣道を再開するも、そこにはかつての旧敵…
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記事一覧

憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の一

【プロローグ】    練習終わりに図書当番とはついてない。図書室を改装するということで今…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の二

※其の一からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  教室から空を眺める。雲がゆっくり動き…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の三

※其の二からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  剣道部に入部してから私の高校生活は一…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の四

※其の三からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  「「「ありがとうございました!!!」…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の五

※其の四からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  「メン!! メン!! メン!! メン…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の六

※其の五からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  練習終わりに必ず駅近くのコンビニへと…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の七

※其の六からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  6月に入り、試合稽古が増えた。下旬には全国高等学校剣道大会の東京都予選会がある。女子個人戦では3年生の四天王の先輩方が当然の如く支部予選を通過。団体戦もなんなく本選出場を決めており、レギュラーを決めるために最近は熱の入った緊張感のある練習が続く。 「メーーン!!!」 赤旗3本が上がり面ありの1本。2年生の青木里佳子先輩。 「コテーー!!!」 こちらは白旗3本上がり鮮やかな小手あり1本。同じく2年生の渡部早百合先輩。

憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の八

※其の七からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  剣道には相性というものがある。これは…

漆
9か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の九

※其の八からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  稽古終了後。いつも通り1年生の私たち…

漆
8か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の十

※其の九からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  6月中旬。ついに全国高等学校剣道大会…

漆
8か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の十一

※其の十からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  個人戦も残りは女主将の高橋先輩だけと…

漆
8か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の十二

※其の十一からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  大会が終わった翌日の月曜日。本来な…

漆
8か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の十三

※其の十二からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  6月末の土曜日。先に男子団体戦の試…

漆
8か月前
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憧れの一閃 七剣士物語 ~私たち高校1年生~ 其の十四

※其の十三からの続きです。気軽にお付き合い下さい。  翌日。いよいよ今度は女子団体戦だ。藤咲は1年生ながら、2年生の先輩を実力で退けて先鋒で先発出場する。 「頼むよ! 藤咲! 2年生全員の想いもぶつけてくれ!」 「今年の1年生は5人ともレベル高いから」 「本当本当~。まぁ、しょうがなし。頑張ってくれ!」 2年生の実力者、青木先輩と渡部先輩は補欠に回り、今里先輩はレギュラーから外れた。 「ありがとうございます! 先輩たちの気持ちも背負って挑んできます!」 力強く藤咲が