サッカーワールドカップ、日本、Round16でクロアチアに敗れる

サッカーワールドカップ、日本は決勝トーナメント一回戦でクロアチアに1-1からPK戦で敗退、残念ながら今回もベスト16で終わった。

しかし、過去3度のベスト16とは異なり、さらに上を目指せる実力を示せたように感じる。今大会、新たな景色、私は準決勝まで行けると思っていたが、ベスト16で終わったのは大変残念ですが、優勝経験国であるドイツ、スペインを倒しての決勝トーナメント進出で世界に相当のインパクトを与えた。

そしてドイツ、スペイン戦で見せた前後半で全く別のチームに変わる大胆な戦術的変更。残念ながらクロアチア戦では見られなかったが、今まで世界でなかった新しい戦術を提示できた。

新しい戦術と書きましたが、それもそのはず、5名の交代カードを使えるワールドカップは今大会からで、ただ、今後はこの5枚の交代カードが定着していくことを考えると、日本のこの大胆な戦術変更を伴う交替カードの切り方は新たなトレンドをサッカー界に生むかもしれない。

クロアチア戦に話を戻すと、ドイツ・スペイン戦で見せたような大胆な戦術変更、奇策はなく、むしろ日本は真っ向勝負を挑んでいたかのように思う。その勝負で、前回大会準優勝国と延長戦を終えて1-1のタイスコアだったのだから、着実に日本は成長している。

ただし、真っ向勝負を挑むには相手のクロアチアが老獪だった。日本は相手の良さをうまく消していた。デュエル王遠藤とのマッチアップを避けるため、モドリッチはなんか下がり目やったし、中盤でパス回しが難しいとなると、後ろの方からアバウトなロングボールでの攻め。10回ロングボール出して、1回うまくいけばいいわくらいの感覚に見えたが、ペリシッチがものすごいヘディングシュートを決めるなど、良さを消されたら別の良さを出す、そんなクロアチアの老獪さを垣間見た。やはり世界の壁はまだまだ高い。しかし、今後、いや次回の大会は必ずやベスト8以上に行けるだけの展望を示してくれた。

森保監督、選手の皆さま、お疲れさまでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?