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ひとり図書館

3月に入って、風が強い日が続き
花粉も埃も根こそぎ舞い上がり
晴天の今日は、誇らしげな青空が広がっています

さて日曜の今日は、主人は趣味のバードウオッチングへ
新しいカメラを手に
少年のようにイソイソと出掛けて行きました。

明日から、新しい仕事が本格的に始まる私は
少しでも楽になるようにと
常備菜を3種類🍠🥕🥬
明日の仕込みも出来るだけ済ませて

「さて、1人の日曜日。何をして過ごそうか」と
考えてみました。

雑貨屋さん?家の近くには無いので、バスに乗る?
お散歩?引越し前なら、少し足を伸ばせば沢山の緑があったけれど…。
映画を見る?ショッピングを楽しむ?

1人時間を楽しむには、沢山のシナリオが書けるけれど
今日は何となく静かに過ごしたい…と思いました。

刺激になるものをインプットすると言うよりは
静かにボーッと過ごしたい…そんな気持ちが湧いて来ました。

外なんだけど、リラックス出来て
家じゃないんだけど、静かなエネルギーも感じられて
人を感じるんだけれど、誰の邪魔にもならず、刺激も受け過ぎず…

そんな場所ってありますか?
ありました!私にとっての「そんな場所」は
「いつもの図書館」でした。

「今日の家事宿題」を済ませて、身軽になった私は
主人と同じくイソイソと、ペダルをこいで図書館へ。

まずはお気に入りのカフェへ。
リーズナブルなブレンド☕️を注文しました。

開店と同時に入ったのですが
日曜とあって、本を開いている学生さんがチラホラと。

窓に面した1人席へ行けば、そこはもう私の特等席(と、勝手に思い込んでます)

外はよく晴れて、暖かな陽射しがヌクヌクと
私を包んでくれます。

図書館のカフェは、BGMはありません。
往来する人の声が聞こえますが
場所がら大きな声はせず
何となく遠慮がちな音量で
サヤサヤサヤ…っと、心地よく流れて行きます。

何かを考えるでもなく
しかし、まっさらになる訳でもなく
ただ私の中を、水が流れて行くような感じがしました。

近くに人がいるのに
何も気にせずに居られるのは、不思議な事の様に思えます。

色々な理由で「そこ」にいるけれど
ただひとつ「本が好き」もしくは
「今、本が必要」なだけの共通点は
人と人との関係性を、とても心地良い温度にしてくれている様です。

仕事場の人間関係も、国と国の関係も、
もっとシンプルになれば良いのに…などと
とても単純な考えになってしまったり…。

きっと私は図書館に
本を借りるだけではなくて
本を読む事で、エネルギーをチャージして
図書館へ行く事で
何かを清められているのかも知れない…と思いました。

そんなに大げさな事では無くても
そこに行けば心が、ほっこりする場所
そんな気持ちに誘ってくれる図書館が
今はとても大好きだなぁ…と思います。

そして私も、誰かの「そんな場所」になれたら
こんな幸せな事はありません。
そんな事を思いあぐねる、日曜のひとり図書館でした。




追記
ギャラリーからお借りしたのは
大好きな「hoho」さんの作品です🌷ありがとうございました


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