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【ザ.ノンフィクション】自分の汚い心を反省した日の話

日曜日のある日の話
私は眉カットをしに出かけていた
かなりどうでも良い情報だと思うが
月1で行ってみたりしている

いつものように眉カットをして
自己満に浸りながら歩いていると
私の目に一軒のラーメン屋が
「こんな店あったかな?」

看板には博多ラーメンとの文字
特に深く考えす気づけば店の中に入っていた。
券売機でラーメンを購入
久しぶりに現金を使うし小銭を消費しよう!
と明太子ライスを追加購入

「いらっしゃいませ」
ぶっきらぼうな女性が食券を回収に来る
「麺の硬さはどしますか?」

ん?なんかカタコトだな
どうやら中国人のようだ。博多ラーメン屋
中国人店員がひとりってのも変な感じだなぁ
なんて思いながら、中国勤務時代の懐かしい
記憶がふと蘇る
※必勝さん6年中国で働いてました。

そんなことを考えてる間にラーメンが到着
味はまあ可もなく不可もなくってところだ
よし腹ごしらえもしたし次の予定に移ろう

今日はジムに行く日と決めていた
私はラーメン屋近くの駐車場に止めていた車
に乗り込みジムを目指す。

ラーメン屋から約30分程度の自宅付近
のジムに到着。駐車場について一息ついた
私はある違和感に気づく。
「お尻が軽い」
嫌な冷や汗がした… 財布がない…
落ち着け俺。自分に問いかける

鞄の中も車の中を探してもない…どこだ…
財布を最後に使ったのはどこだ…どこだ
「あのラーメン屋だ!」
急いで携帯で検索🔍早く電話しなければ
そして食べログを見て驚愕した
電話番号か未掲載じゃないか!、、、

落ち着けと自分に言い聞かせても落ち着かない
カード、健康保険証、免許、考えただけて
ゾッとした…金より面倒なことが盛り沢山だ

戻るしかない…あれから既に約1時間が経過
していた。今から戻れば更に30分かかる…

焦る中、ふと脳裏に記憶が蘇る…
カタコトのあの中国人店員だ…
ダメだ、、、絶対盗られる、、、、、
クソ!よりによって何で中国人1人でやってる
ラーメン屋に財布を落とすんだよ!

車でラーメン屋に戻りながら
財布は知らないとすっとぼける中国人店員を
どうやって論破するかを考えていた

幸い中国語は喋れるので
とぼけても絶対逃がさないぞ!と頭の中で
模擬練習なんかしていた。

そしてようやく駐車場へ帰ってきた。
ラーメン屋までの徒歩は気づけば早歩きに
なっていた。そして息を乱しながら
ラーメン屋のドアを開けた

「俺の財布を返せ!」
なんて言うまてもなかった
中国人店員さんは、私の顔を見るなり
「あっ!」って顔をしたと思うと
奥から私の財布を持ってきて渡してくれた。

思わず感謝の言葉が中国語て出た
彼女はあなた中国語喋れるのか?と驚きの表情を
していたが、私は気づけば彼女と握手をしてた。 

残っていた千円札を数枚彼女に渡したが
いらない、いらないと
彼女は受け取ってくれなかった。

とにかく良かった、、、良かった、、、
胸を撫で下ろした私は帰路についたが
帰りの車中で自分の汚さに反省した……

勝手に中国人店員さんを悪者にして
財布を盗むはずと決めつけてしまっていた

大変なこともあったが、
あんなに沢山の中国人に
助けられた6年間だったのに…

どこの国とか関係ない最後は人と人だと
学んだはずだったのに🥺

と反省した話でした。

皆さん財布は無くさないように
気をつけましょう!

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