体癖論を簡単にまとめてみた

【奇数】1,3,5,7,9種
・エネルギーを発散しやすい
・外向的
・きっぱり、思考も早い
・水分を排出するのが得意で、肌にはハリがありピンと張っている

【偶数】2,4,6,8,10種
・体の内に溜め込み、凝固しやすい
・内向的
・白黒はっきりせず、考えや行動も早くない
・水分の排出が苦手で浮腫みやすく、肌はどこまでも伸びそうな柔らかさや、肌の下に水を湛えたような印象がある。
・毛細血管が透けて見えるような肌

【人に悪口を言われた時】
・瞬時に怒って殴る(七種)
・別の事で気を紛らわす(一種,九種)
・言い返せず心には残っている(四種)
・怒りの発散が上手くできない(六種)


【体癖分類】
上下型(頭脳型)一種・二種

・毀誉褒貶が感受性の中心にある。
・直立している時もお辞儀するときも体重が足の前にかかる
・太りにくく細長い体型で、首に特徴がある
・非常に理屈っぽく、言葉に敏感であり被暗示性も強い
・上下型は最も野生味が少なく仙人のよう
・服装は地味なものを好むことが多い

【一種】
・常に言語によって世界をとらえようとする
・エネルギーが余るとますます考えるようになり、行動しなくなる
・1種に対して叱言を言う際には、自分で考えさせるように短く言うのが有効で、無理矢理押し付けようとすると相手の頭が悪いと思ってしまう
・首が長くしっかりしていて、肩幅は狭く胸板は薄め。四肢の筋肉はあまりつかない。
・『多くの男性は、程度の差こそあれ1種体癖の要素を持っている』とみなす考え方がある

【二種】
・同じように考えることが得意だが、1種と異なって言葉よりもイメージ先行であり、自ら言葉にまとめようとすると割り切れなくなり、思考が行き詰まる。
・そして考えが行き詰まると胃の調子が悪くなるなどすぐに体に出る。
・また1種と異なって受け身であり、自分で決めて自分の責任で行動することが難しく、他人の責任なら動き易い。
・他人が考えたことを正確に記憶するのが得意である
・心配性の傾向があり、あれこれ考えて対応に追われることが多い
・後頭部が絶壁で、顔の頬骨が目立つことが多い


【左右型(消化器型)三種・四種】

・生理的な好き嫌いの感情が感受性の中心である。左右のどちらかの足に体重が大きく偏る。したがって靴底は片足だけが減りやすい
・消化器を中心にした空間感覚で、空間に対する対立感が弱く、やわらかいコミュニケーションを得意とする

【三種】
・胃腸が丈夫で食欲旺盛で料理好きであり、風邪を引いても食欲がなくならない
・心理的に盛りあがっても落ち込んでも大食して発散(奇数系なので)
・感情表出が豊かで人当たりがよく、対人関係が得意
・片付けが苦手
・記憶力は良い(理解しなくても記憶ができる)
・権威ある人の話などを鵜呑みにしやすく、流行やブランド志向が強い傾向にある
体型や顔はやわらかく丸い印象があり、腰が細く、色白の美人が多い
『多くの女性は程度の差こそあれ3種体癖の要素を持っている』とみなす考え方がある

【四種】
・感情的だが、内向しやすい
・感情の起こりは速いが持続が出来ず、怒ってもすぐ後に笑っていたりする
・悪い感情は表に出ないまま残っていて、生理的な面に影響しており、周期的に下痢をおこしてバランスをとる
・3種と異なり、興奮や緊張したり疲れたりすると食欲が落ちる
・痩せ気味で骨ばっており胸板が薄目
・背中がまっすぐな姿勢のことが多く、やや怒り肩に見える場合が多い
・マゾヒズム傾向があり、泣ける映画を観て一緒に泣いて発散したり、人から怒鳴られたりハッキリと言われたりするとスーッとしたりする


【前後型(呼吸器型)五種・六種】

・利害得失が感受性の中心である
・直立している時は体重が足の前にかかるが、お辞儀をするときにお尻が飛び出して足の後ろに体重が移動する
・合理的で、損得計算が得意

【五種】
・行動的な合理主義者でスポーツマンタイプ
・体型的に肩幅が広いV字型の胴体
・ながら勉強を好んだり、仕事を並行して進める特徴がある
・目立ちたがり屋であり、人を集めてわいわい騒ぐことが好き
・気張りが多いため、人が見ているとついつい気取ってしまったり、威張ってしまったりする
・エネルギーが余るときは、無駄遣いや衝動買い、あるいは冒険をして発散する(奇数系のため外に発散する)
・あまりに合理的なために冷たい印象を受けることもある

【六種】
・呼吸器が過敏または弱く、あごを突き出したり肩が前へ出て前屈みな姿勢が多い
・すぐにハーハーと息切れがする
・三白眼で目玉の白眼が目立つ傾向がある 
・5種のように行動したいが、意識すればするほど肩に力が入り、ますます自分で思うような行動ができず(5種は肩に力が入ると行動できる)憂鬱になりやすく、熱い言葉を吐くことを好む
・他の体癖ではうろたえてしまうような混乱した状況下でむしろ冷静に行動できる
・行動力がやや乏しいために事を実現するためには他人の援助が必要である
・5種が他人とワイワイ騒ぐのを好むのに対して、一人を好む。しかし何事にも他人の援助を必要とするため実際には孤立することは少ない
・注意の集注欲求が強く、無意識のうちにヒステリーを起こし体調を崩して周囲の関心を引こうとする傾向があるが、その欲求を相手が認めることでサッと回復する


【捻れ型(泌尿器型)七種・八種】

・勝ち負けが感受性の中心である
・体重のかかり方が捻れていて、左足が前方に体重をかけているなら、右足は・後方に体重をかけている
・負けず嫌いの闘争型でつねに誰かと勝負をしている
・文字を書く時にはまっすぐ書くことができず、身体を斜めにして書くか、紙を斜めにして書く
・机や椅子に対して斜めに座る人は捻れ体癖の可能性が高い
・天の邪鬼であり、人から言われたことには無意識に反発する。『〜は君にやってほしいけど、無理だろうな』というような逆説的な言い方で挑発されるとかえって反発心が湧いて、結局言うことを聞く
・武術家、格闘家には圧倒的にこの体癖の人が多いという
・疲れは腎臓に出やすく、汗をかきにくく湿気に弱かったり、尿意を急に催したりする

【七種】
・がっちり型の闘士タイプ。手ごたえを求め、常に表立って誰かと競争している。
・緊張感がないと満足できず、常に言い過ぎ、やり過ぎの傾向がある
・上半身を捻る動きが得意
・自分より弱いものには威張るが、自分より強いものにはお辞儀をする
・負けや非を認めたがらず、謝ることが嫌い
・何かを教える場合は、『そういうことをしたら失敗するでしょう』という想像力を使う言い方(上下型には有効であるが)は分からずに反抗するので、実際にやらせてみて『ほら、駄目だったでしょう』と教えるのがよい
・『これをやったらこれをあげる、できなかったらあげない』という信賞必罰の指導法を受けることを好む
・四肢の筋肉が発達しており、足首が太い
・二種体癖に対して特に攻撃的であるが、九種からは上手にあしらわれこき使われる傾向がある

【八種】
・やはり闘争型だが7種とちがって消極的である
・外から見ると分かりにくいが、本人の中で密かにライバルに対して闘争心を燃やしている
・下半身を捻る動きが得意
・話を誇張してどんどん大きくする傾向がある
・不潔、劣悪な環境に強い
・逆境に強く、ふつうの人ができないことや避けようとする地味なことをあえてコツコツとやろうとする・ボランティア精神がある
・褒められても素直に喜べない
・すごく変わったものが好きな人が多い
・正義感や同情心が強く、敗者や弱者、駄目男にも惹かれ易い
・お世辞や冗談をあまり言わない


【開閉型(骨盤型、生殖器型)九種・十種】

・愛憎の情が感受性の中心である
・世話好きで人の面倒を見たがるが、自分が人に世話になるのは好まない
・原始的・野性的で直感が冴えているタイプ

【九種】
・凝り性・完璧主義で、天才的な発想ができる
・執念深いところがある
・他人から指示を受けても、なぜそうする必要があるのか、自分が完全に納得しない限り動かない
・あまりに完成度にこだわるゆえにどこか仕事の完成を恐れる傾向がある
・好きなことであれば飽きずに何度でも繰り返すことができる強い執着性がある
・勘が鋭く細部にまで気がつく職人気質
・指導者としては厳しくなることが多く、一方人から頼られると放っておけないところもある(しつこく面倒を見すぎて嫌がられることもある)
・オタクにはこの体癖が非常に多いとされる
・身内の世話を見るのが好き
・かかとをつけてしゃがむ姿勢が得意で、この姿勢で頭がよく働くために和式便所に長く入ることを好む人が多い
・部屋の隅にいるのを好む
・頭の幅は狭く、すねは短く内股気味、胸板は厚め、骨盤は狭く厚い

【十種】
・親分肌の傾向があり、他人を惹きつける華やかさを持つ
・プレゼント好きで気前が良い
・大変な世話好きで、対象も人間に限らずネコなどを拾って育てている人も多い
・自分の体調が悪い時であっても、病人を抱え込んだり、野良猫を拾ったりして世話をするとむしろ体力が出て来る
・身内に対しては無頓着な傾向にある
・九種がかなり厳しいのに対して、十種は寛容である
・出産後に太ることが多く、後ろから見るとお尻が大きいが平らで、横から見ると薄い形をしている
・動作のテンポはゆったりとしている
・かかとをつけたまましゃがむことができず後ろにひっくり返る
・部屋の中央や、人の輪の中心にいるのを好み、注目を集めることで発散する
・ストレスがあるときは延々と長話をすることで発散しようとする


【複合体癖】
2つまたは3つの体壁が混ざってるいることは珍しくないとされている。
その場合、顔と胴体が別々の体癖の特徴を表していたり、体型から分かる体癖の他に別の体癖が隠れていたりする
元気な時に奇数体癖が現れ、元気のない時に偶数体癖が現れるのも珍しくない

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