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名手 呉観岱

 私は呉昌碩のファンであるが、もうひとり、無錫出身の呉観岱という
名手がいた。

 呉観岱の画家としての育ての親は、廉南湖(れんなんこ)。
廉南湖は京都にも寓居していたこともあり、犬養木堂が彼に贈った大進坊祐慶の太刀はその詩とともに彼が珍蔵するところとして知られている。 

 呉観岱は、夜中といえども、興に乗じると、左手に燈を執り、右手で揮毫點染するのを常としたとされる。まさに芸術の天地に生きたような人であったそうだ。

 呉観岱の作品はネット上でしか見たことがないが、線は素晴らしいと思う。
いつか本物を見てみたい。 


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