にこにこ

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最近の記事

相手を信じ、言葉を疑う

『舟を編む』のドラマを見て、思い出したことがある。 それは、お友達と喧嘩をしてしまった女の子の気持ちを原稿にしたときのこと。女子高生のよくあるひとこまのことなんだけど。 彼女の言ったことをそのまま鉤括弧にした原稿を提出したら、デスク(先輩)から、気持ちを汲んでいないと何度も返された。 「なんで?どうして彼女こう言ったのかな?この言葉どういう意味?」 何度も質問されるたびに、自分も、お話してくれた彼女の気持ちも、否定されている気がした。 今なら、少しわかるかも 上記

    • 地球にできる、すこしの応援。

      心に残っていることがあります。 それは、毛利衛さんに伺った、地球の自然が生み出す美味しい空気(酸素)のお話です。 地球に帰還された際、スペースシャトルの人工的に作った空気(酸素)と違い、樹木が作る地球の空気はなんと美味しいのだろうと感じたとのことでした。また、2回宇宙に飛行され、2回目に見た地球は1回目に見た地球と違い、どんどん汚れている現状のエピソードも。 それまで当たり前だと思っていた空気の有り難みを知り、私も少し木に関心を持つようになりました。 早一年が経とうとする

      • オスカーピーターソンの”soul music”に魅せられて

        ジャズ音楽との出会いは、高校生の時。 音楽の授業で、オスカーピーターソンのライブ映像を3時間ぶっ通しで鑑賞し、初めて聴く生き生きしたジャズのリズムと、心が幸せで満たされるような暖かい音色に一気にファンに。 今回、オスカーのドキュメンタリーが上映されると聞き渋谷の映画館へ。鑑賞後は感動のあまり、bluenoteまで歩いてしまいました。 愛溢れる音色の背景にあったもの ドキュメンタリー中、オスカーが「黒人が生きていくには音楽しかないと父に言われ、できることがあるなら、ピアノを

        • “ぽかぽか”する方へ

          何が正しいのか 間違っていないのか 周りにとって1番いいのか 誰も傷つけないのか 調和を保てるのか 相応しいのか…… 未熟ながら、考えることが今まで、少しあった。 ニュース記事を書いたり 人の経験を原稿を書かせてもらったり いわゆる”教え”というものに携わったり 歴史についてふれるページを書いたり。 自信がなくて、 本を自分なりに精いっぱい読んで 人に話を聞いてもらって 助言を求めて 誰かの真似をして 理論武装のために根拠を集めたけど 結局立ち止まった。 正しいもの、

        相手を信じ、言葉を疑う

          肝心なものは、心で伝わる

          「ほんとうにたいせつなものは、目に見えない」 この一説の意味を知りたくて、何度も読み返した『星の王子さま』。時には、大学の講義をとって。時には、星の王子さまにまつわる場所に足を運んで。家族を亡くした時も、好きな人ができた時もこの本を読んでいました。 要点は「本当に大切なものは目に見えない」でしょーー。“目に見えない”ことを結論として、分かったような気でいました。でもふと、”見えないものを見よう”としていなかったと思うようになりました。 ことば と こころ 編集をしてい

          肝心なものは、心で伝わる