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23年11月18日のエッセイ


今日の出来事と気持ち


11月18日。鹿児島別院は報恩講のご満座。

私は17日まで出仕してて、同日、坊守が引率する自坊の門徒さんたちと合流。食事や買い物をして、みんなで柊原に帰った。
門徒さん方にすればなかなか行く機会もない鹿児島市内。「来てよかった」と言ってくださった。

そして私と入れ替わりで、住職である父が出仕。
毎年、別院の帰敬式のお役を拝命している。私は自坊と代務寺の法事が2件とお葬式。

皆さんのところはどうかせんけど、垂水市の隣の鹿屋市の葬儀はたまに朝が早くて、7時半から開始。
私は6時に住まいを発った。外はまだ薄暗く、まるでスマホの写真加工の「冷たい」みたいな青みがかった世界で、台風のごと雨風が強かった。世の冷たさが風すさぶ。その中でどうか遺族、我人一同に、一炷の灯に値(もうあ)いたい。

ともしびは、
暗いものごとには明るさを与え、
冷えたものごとには温かさを与え、
燻んだものごとには輝きを与え、
しかもそのものごとを
選り分けもしないで
たちまちに貴方を照らし出す。
光は貴方のために射す。
いまいる場所を むかうべき向きを。

日中はびゅうびゅう風が吹く。
どっどど どどうど どどうど どどうと風が吹く。火山灰が顔に細かくぶつかる。気にならない痛さが虚しさとして伝わる。
ああ、境内の葉っぱを掃除せんならん。

夜は真宗寺の「仏教学習会」。
今日はTwitterのスペースで中継しなかったけど、またいつかはしようと思う。前のが反響よかったから😋💦

明日は早朝、地域行事の浜掃除。
引き続き法事が3件。その後大事な来客あり。
そのまま仏具のお磨きとミニ世話方会。
そして明後日もお葬式がありつつ、真宗寺の報恩講ウィークが始まった。あわただしい。せわしない。いそがしい。せわしい。まじで。

けど全部「大事」だ。「大変」でもある。
けどこの「大変」は「大事」と同義語の「大変」なので大変有り難く大事にしたい。

とりあえず徹夜で事務室を掃除する。
有り難い。と、がんばれ私。

報恩講。一大事。
年一大事の座のために。
御一代記の親鸞忌。
期一大事の座のために。
貴方のために。私のために。
我人一同。皆到彼為。

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