新卒で発達障害の僕が旅に出るまで①地域おこし協力隊へ編

 みなさんこんにちは。突然ではありますが旅に出ようと思います。僕が旅に出ると決意するまでの過程をみなさんにも知ってほしくてnoteを書き始めました。

目次
大学卒業
4月 地域おこし協力隊へ
5月 保守
6月 配置転換
7月 地獄の夏期間
8月 東京にいくかもしれん
9月 運命の感染
10月 焦りと女
11月 いざ札幌へ
12月 危険作業
2023
1月 無能、露わに
2月 無職と旅
3月 夢と生活(現在)
4月 行ってくる

4月 地域おこし協力隊へ
 序章 天職
 1.新たな住まい
 2.杜撰だけど良いや
 3.祖父母と温泉
序章.天職
 最初の就職先として地域おこし協力隊を選んだ。なぜなら個性を活かすことが出来ると思ったからだ。
 正直、僕はそこそこの学歴があり、コミュ力は別に低くない。発達障害というと大抵はコミュ障だったりドラえもんののび太君みたいな人物を想像するだろうが、それはちょっと違う。ただ、恐ろいほどにチームプレイが出来ないし、組織の中で働くと必ず潰れてしまう。
 だから、自由度が高そうな地域おこし協力隊を選んだ。さらに、地理がとても好きで大学時代は地理のゼミに入っており教授からは「君みたいな学生が増えてほしい」と言われる程度に地理に熱中した。ここまで読む限り、筆者に地域おこし協力隊は天職ではないか!と思うだろう。実際僕も、僕が"イメージする"地域おこし協力隊は天職だと思う。

1.新たな住まい
 3月下旬のまだ雪が少し残る頃。大学時代住んでいたアパートを引き払い、レンタルしたハイエースに荷物を積みこんで新居へと向かった。
 テレビを見ていると、"田舎で頑張る若者といえば古民家"というイメージがついてる方もそれなりにいるかもしれないが、ぼくの新しい住まいは新築だった。
 まだ、新築特有の匂いが残る新しい住まいに次々荷物を運んでいった。そして、荷物の開封がままならないまま仕事が始まろうとしていた。ちなみに仕事が始まるのは、たしか引越の3日後ぐらいだったと思う。

2.杜撰だけどいいや
 4月1日、派遣先の会社へと車を走らせた。派遣先?と思われた方も多いと思うので、少しこの仕事について説明することにした。
 地域おこし協力隊は、町に若者を呼びたい役所、労働力や跡継ぎが欲しい団体、地域や地域おこし協力隊そのものに魅力を感じている若者やサラリーマン。この三役から成り立っている。
 そこで僕は、地域おこし協力隊として、所属は役場のままで民間会社に派遣されたのである。
 初日は、とりあえず挨拶、工場見学なんて漢字ですんなり終わった。2日目は、本を渡され、それを読んでおけと言われた。後は紙を裁断したり、商品の配達だとかの事務や雑務作業。最初はこんなもんかと思っていたが、いつまでたっても仕事は振られない。社内ニート誕生である。
 僕の派遣された会社は、とりあえず人を集めたかったようだが、実際のところ受け入れ準備はまったくしていなかったのだとおもう。あまりに杜撰である。ただ、会社の隙間時間に勉強したりもできたし、日々の生活も楽しかったのでそこまで嫌な感じはしなかった。そんなこんなで僕の社会人生活は始まった。
 
3.祖父母と温泉
 僕は某町に地域おこし協力隊として赴任したのだが、なぜその某町を選んだのかというと祖父母がいるといったことが大きかった。なぜ実家がある旭川周辺だとか、僕の地元である網走周辺ではなくてその町を選んだのかはわからないが、なんとなく自分の中に実家は甘えすぎだし、地元は地元で楽しすぎて怠けてしまうと考えたのだと思う。というか確かそうである。でも、少し不安だったので間をとって祖父母がいるその町を選んだのだろう。
 そんなわけで僕は毎週祖父母の家に遊びに行ってご飯を食べていた。基本的には水曜日が多かったと思う。そんでもってご飯を食べ終わった後、近くの温泉に行っていた。この水曜日の行動は一週間を乗り越えるうえですごい重要だったと思う。なぜなら、水曜日に楽しみを入れておくと月曜日は休みの次の日、火曜日は次の日に楽しみが待っている、水曜日は楽しみの当日、木曜日は楽しみの次の日、金曜日は次の日が休みというようなサイクルができる。だから水曜日には必ず楽しみを入れていた。

2022.4月のまとめ
 新たな生活が始まり、田舎特有の住みよさにも心地よさを覚え、さらには家も新築で祖父母のフォローもある。職場の待遇には少々不安を覚えるも、それなりに順調な滑り出しだったと思うし、結構幸せだったと思う。
 
 
 
 

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