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自分の舌に正直あれ 

歳を重ねて行くうちに、いつの間にか先生と呼ぶ人が自分より年下です。
皆、知識も豊富で羨ましくもあり、また心強くもあります。
そんな方々に教えてもらうことが多くあります。
歳を取っていくつになっても、素直に教えてもらうという姿勢は大切だと思うこの頃です。

中国茶のお茶会に行って来ました。
緑茶 白茶 青茶 紅茶 黒茶 黄茶
中国茶にはその製法の違いにより6つの色があリます。
その味や香りはそれぞれ特徴的です。

日本茶は味を楽しみ、中国茶は香りを楽しむと言われています。
その香りは花のようだったり、ミルクのようだったり、果物のようだったりと様々な香りを楽しむことが出来ます。

茶器で入れた中国茶は2煎目のお茶のほうが、1煎目より美味しかったりもします。
味も香りも1煎目、2煎目、3煎目と徐々に変わり、良い茶葉は4煎目、5煎目といつまでも飲むことが出来ます。

私のタイトル写真の 「2杯目のお茶にしましょう」にはそんな意味もあります。
1杯目は私がshort noteにいた頃のエッセイでした。

またお茶は淹れる人によっても味が変わります。
その味は穏やかだったり、がっつりだったり、トロッと甘かったり。
その人の性格が出るのかも知れません。

私にとってお茶会は、自分では買うことが出来ないであろう、高級なお茶が頂ける幸せなひと時です。

ところが私、高級と言われるお茶の味がよくわかりません。
皆が美味しいと言う中、私もなんとなく一緒にうなずきます。
でも心の中では何だかよくわかりません。
私の好みではない味です。
お茶缶には、特選という文字が光ります。

そして私は思うのです。
もしかしたら、その高級感にただ満足をしているだけなのではないだろうかと。
自分の舌に正直あれ。
これはお茶に限らず、全てに言えることなのかも知れません。

私達は高価な値段や、ブランド名で判断していないだろうか?
他人の口コミで判断していないだろうか?
流行に惑わされていないだろうか?

自分の舌で本当に美味しいと思ったもの、きっとそれが一番美味しいに違いないのです。

お茶に関するうんちくはどうあれ、お茶も嗜好品です。
自分が、美味しい!この味が好き!
と感じるお茶を見つけることが出来たら、たとえそれがペットボトルのお茶であろうと、それはそれでいいのだと私は思っています。

お茶仲間と楽しく過ごした1日は、先生にたくさんのことを教えてもらいました。
何事も奥が深いと感じます。
まだまだ知らないことがたくさんです。

さて今日はどんなお茶にしましょうか?
お茶にしましょう。

台湾のお土産
パイナップルケーキ

パイナップルの果肉がたっぷりのパイナップルケーキです。
中国茶によく合います。

 *参考までに写真の中国茶の飲み方を少しだけ
最初背の高い器の方にお茶を入れて、それから小さい器にお茶を移して飲みます。
そして背の高い器で香りを味わい、小さい器で味を味わいます。
しかし最近は茶器を使った、こんな飲み方はしなくなってきているのだそうです。
中国茶もペットボトルで、
これも時代なのでしょう。
ただし海外でラベルをよく見ないで買うと、甘いお茶だったりしますからご注意を!

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