10増10減について
10増10減について聞いたことはあったが、何のことかさっぱり知らなかった。そこで関連するニュースを2つ取り上げる。
10増10減とは?
衆議院選挙については、
この記事でとりあげたとおり、289の小選挙区に分けて、その中で代表者を選ぶという仕組みだが、人口の変化により1票の重みが変わってきてしまった。
そこで「10増10減」法案により投票価値の格差を減らすべく、東京や神奈川などの地域に10の選挙区が追加され、一方で宮城や広島などの地域から10の選挙区が削減される。これは、次の衆議院選挙から適用され、特に区割りの変更を受ける地域における政党内での候補者調整などの課題を提起している。
また最近以下ニュースもあった。
2025年秋の衆議院選挙
2025年秋に実施される次期衆議院選挙についての共同通信社の集計によると、立候補予想者は968人で、その中に女性は215人います。
主要な点は以下の通りです:
1. **自民党と公明党の布陣**:289の小選挙区について、自民党と公明党はほぼ候補者を決定しています。
2. **野党の対応**:立憲民主党と日本維新の会は、候補者が未定の区域での擁立を急いでいます。特に、立憲民主党を中心とした野党候補の一本化が焦点ですが、これは難しい状況となっています。
3. **政党別候補者数**:
- 与党:自民党275人、公明党11人
- 野党:立憲民主党169人、日本維新の会152人、共産党129人、国民民主党26人、教育無償化を実現する会4人、れいわ新選組10人、社民党7人、みんなでつくる党0人、参政党89人
- 無所属:17人
4. **選挙区の状況**:
- 与党、立民、維新の候補者3人が出そろう選挙区が94
- 与党に加え、立民か維新のどちらかが候補者を立てる選挙区が130
これは自公連立政権への審判と位置付けられ、全体の選挙戦略や候補者選びが重要な役割を果たすことになります。
感想
圧倒的に自民党が強いなあという印象である。立民、維新で潰し合いを94の選挙区で行うようでは、政権交代は起きえないだろう。
政策が一致しないから連立を組まないなどと綺麗事を言ってる場合ではなく、過半数の議席を確保するべく、計算高く立ち振る舞うべきだ。
またこういうときは、カリスマ的リーダーシップを発揮する人物が出ると良いのだが。。。
個人的には、自民一強よりは野党の力もそれなりにあるほうが健全な政治になると思うので、野党には頑張ってほしい。
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