あんぽんたん

1997年生まれ。女。 小説を読んで現実逃避する時間が好きです。 文章、写真、アート、…

あんぽんたん

1997年生まれ。女。 小説を読んで現実逃避する時間が好きです。 文章、写真、アート、音楽に携わる人生を送っていきたいです。 #INTJ-T

最近の記事

スプートニクの恋人を読んで

好きな人には好きな人がいる。 これは失恋だ。 けれども、その好きな人の好きな人は恋愛に興味が持てないので、好きな人は相手にされない。 夢の中で君に会えたら、なんて歌詞がありそうだけど、 実際に夢の中に入れたら現実世界には何が残るのだろう。 結婚したら永遠に夢の中で過ごすかもしれない。 もし現実に出てくるとしたら、相手とうまくいかなくなったときなのかもしれない。 夢の中でも好きな人との関係はうまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。 それは現実と同じなのかもしれない。

    • 52ヘルツのクジラたちを読んで

      声を出しているにも関わらず誰にも聞き取ってもらえないってどんな気持ちだろう。 声が出せていないに等しいけど誰かに届くことを信じて声を出し続けることの切なさ、健気さ。 母親から存在を否定され続けるってそんな感じなのかもしれない。 どんどんと心は壊れていって孤独になっていく。 でもそれに自分では気が付けない。 絶望から希望が垣間見えてはまた深い絶望がやってきて、 自分は救われない存在であるように思えてしまうかもしれない。 お互いに聞こえないはずの声を聞ける瞬間に巡り合うことは

      • (ちょっと休憩)可愛いデザインたち

        横浜のホテルでレコード型のコースターもらった(左) 下北沢でカフェのショップカードが置いてあってかわいいからもらった(右) 可愛いものに囲まれるとウキウキするね〜

        • 夜明けのすべてを読んで

          ※ネタバレを一部含んでいます。 最初題名を見たときは、PMSとパニック障害についての話とは思わなかった。 まず読んだあとの率直な感想としては、当事者にしか理解できないつらさ、諦め、こんなはずじゃないと今の状況をすべて病気のせいにしてしまいたくなる気持ちが丁寧に描写されていて、とても臨場感があった。 200ページ弱で読みやすい文章ではあるが、当事者たちが明るく生きていける希望のようなものがふんわりと、ただはっきりと伝わってきた。 心の病気というのは体の病気とは違い、見た目で

        スプートニクの恋人を読んで

          晩秋の空を見て、いま思うこと

          ※ちょっと重たい内容なので不愉快に感じられる方はご遠慮いただけると幸甚です(__) 物心ついたときから空が好きだった 空を見ているとここでない日常を感じられる感じがした 人工的には出せない複雑な色合い 空は心の宝箱だった どこへも行かないしどこにでも行けるんだ 考え事がはかどる晩秋の今日この頃 最近空を見ていると心が落ち着くと同時に色々な記憶がよみがえってきて無償に泣きたくなるときがある 当時は自分のなかで整理がついていなくて現実味がなかった出来事がようやく最近整理がつい

          晩秋の空を見て、いま思うこと

          こういう時間を大切にしよう

          こういう時間を大切にしよう

          自分は何になりたかったのかを思い出す(後編)

          心に余裕がないと気づかされた瞬間がここ数日でいくつかあった 花の水を替える時間がもったいない、時間の無駄、不必要だと思ってしまったとき 料理をする時間がもったいない、出来合いのものを買ってしまったほうが効率的だ、と思ってしまったとき 自分のやりたい、心地よい、充実していると感じるものから自ら距離を置くような生活にずいぶん慣れてしまったようだ なんて人間味のないつまらない人生を送っているのだろう、そう気づいて悲しくもなった 社会人になって組織の中で働くということに順応するた

          自分は何になりたかったのかを思い出す(後編)

          自分は何になりたかったのかを思い出す(前編)

          私は大学の文系学部を4年間で卒業し、今年社会人4年目として組織の中で働いている 大学4年間は人生の夏休みとも呼ばれる次期だが、私にとっては暗黒の時代だった 楽しいはずのその期間は長く、ひどく退屈に感じられた 振り返ること、中学時代 部活動に打ち込み、引退後、受験勉強に四苦八苦しながらも、いわゆる進学校と呼ばれる高校に入学した 高校時代もはたまた部活動に打ち込み、授業は睡魔との闘いとなり、寝るために家に帰り、勉強はおざなりになる日々 そんな日々を過ごしながらも、大学受験を乗

          自分は何になりたかったのかを思い出す(前編)

          ぼくは勉強ができないを読んで

          「ぼくは勉強ができない」山田詠美 この題名を見て、高校生の男子が主人公だと想像した ちょっとおバカな高校生の青春小説かなあとか思って読み始めた 実際に読み進めてみると、やっぱりおバカな男子高校生の日常だった 母子家庭で、決して裕福とは言えない家庭環境のようだったが、本人はとて も楽しそうで充実しているように伺えた 幸福度に環境はあまり関係ないのだと思えた 幸せの尺度は人それぞれであり、他人と比較するものではない そんな当たり前なことを忘れて、周りと比べて落ち込んで、どこか

          ぼくは勉強ができないを読んで

          わたし、おとめ座

          文章を書く練習がしたくてとうとうnoteをはじめてみちゃった。 記念すべき第一回のお題は、星座性格占いを読んで思ったことだ。 自分の性質を知ることはご機嫌に生きる上でわりと大事なのではないかと思って生きてる。 16タイプパーソナリティ診断(名称あってるかな…?)や心理テスト、適職診断などなど、数々のサイトを吟味した結果、星座性格占いが一番しっくりくるかも!と思った。そんな私はおとめ座である。 周りの友達と話していて気付いたのだが、私は人に対しての期待値が高いようだ。 自

          わたし、おとめ座