インスタントモーニング

眼を閉じてあけたら朝になっているの、
知らない間に気づかないうちに思ってもいないのに静かなのになにもないのにもどらないのに明るいの、
有りもしない幻想に惑わされて覚束無いまま終止符を打たれて呆然と観るam6:00が私は恐い。
それは誰がいつどの様にして注いだのかわからない冷めたブラックコーヒーを訝しげに覗く私の眼が暗く黒いそれに映ってしまった時の様である。
嗚呼、今日も厚く喉を通るブラックコーヒーが美味しい。

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