2023年10月に出会った曲の紹介とか感想
2023年10月。今年も無事ハロウィンを迎えられました。
というわけで卒論に追われながらも10月に良いなと思った曲を紹介していきます。
「死んでくれ」 Galileo Galilei
1曲目は、Galileo Galilei 新体制の中発表された7年ぶりのフルアルバム「Bee and The Whales」から「死んでくれ」。まず目を引くのはなんといっても曲名。”死んでくれ”と直接的な言葉を使っているので、初めはぎょっとするかもしれません。ですが、いざ曲を聞いてみるとGalileo Galilei らしい明るくリズミカルなサウンドに「そう来たか!」と思わされる歌詞がとても気持ちいいです。直接的な強い言葉をタイトルに置く曲は「貴方解剖純愛歌〜死ね〜」や「うっせぇわ」などが挙げられますが、それらとはまた違った意味合いで「死んでくれ」が使われていて言葉の面白さが感じられる1曲です。
「ムスタング」 ASIAN KUNG-FU GENERATION
アジカンと言えば、同名映画のメインテーマになった「ソラニン」が有名ですが、こちらの「ムスタング」は同映画のエンディングテーマとなっています。激しさの中に切なさを感じるアジカンらしい1曲です。ちなみに「ムスタング」とは野生化した小型馬が由来であり、”迷子になった、あるいは主人のいない家畜”を意味するらしいです。
「新世紀のラブソング」 ASIAN KUNG-FU GENERATION
同アルバムから「新世紀のラブソング」。この曲は「ラブソング」ではありますが、一般的なラブソングとは少し違います。あなたは「愛とは何か」と聞かれれば何と答えるでしょうか? 当然、恋人や家族に対する優しさや慈しみは愛と言えるでしょう。しかし、愛とはそれだけではないはずです。例えば捨てきれない後悔や、拭い切れない執着も見方を変えれば「愛」と言えます。また、過激思想のような世間では危険視される感情も、元を辿れば愛かもしれません。「新世紀のラブソング」はそんな愛について歌った曲です。
「TATOO」 Official髭男dism
言わずと知れた人気バンドOfficial髭男dismのシングル曲「TATOO」。TBS系金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』の主題歌ですが、こちらのドラマを観ていないので、ドラマと絡めた紹介が出来ないです。ごめんなさい。
さて、ヒゲダンと言えばラブソングです。TATOOも曲を聞いた段階ではラブソングに感じましたが、MVを見た後全体を通して聴くとラブソングとは違った雰囲気を受け取りました。MVはグアムで撮影されており、メンバー間での楽しそうな姿とゆっくり時間を噛みめながら演奏する様子が丁寧に流れていきます。2012年から共に活動を続けてきたメンバー達の風景や、恋人だけでない大切な人との繋がり描いた歌詞も含めて、大学時代の青春を想起させるエモーショナルな曲になっています。
「Love Struck」 EGOIST
2023年10月9日にラストライブを実施した音楽グループEGOIST。私もオンラインで参加させて頂きました。そして、個人的に一番ライブ映えしたのがこの「Love Struck」です。音楽への愛情を綴ったこの曲は、いのりが音楽を楽しむ様子がポップなメロディーと共に浮かぶ曲になっています。
EGOISTの皆さん、これまで本当にお疲れ様でした!
「ガーデン」 藤井風
最後はこちら、藤井風さんのガーデンです。私は藤井風さんを初めて聴きましたが、最高に気持ち良い音楽を作る人でした! 音楽の専門用語には詳しくないのですが、どこかジャズ?っぽい音作りに、純粋さと現代人の感性を混ぜ合わせた歌詞は唯一無二の存在感を放っています。
入門編という事で「LOVE ALL SERVE ALL」を聴いたのですが、「ガーデン」は特に印象に残る曲でした。全ての歌詞が「え段」で区切られており、あるで日向ぼっこをしているような心地良さを味わうことが出来る曲です。
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