言葉は呪い

言葉は呪いだ。それは良い意味でも悪い意味でも。

幼少期、母に言われた言葉や、クラスメイトに言われた容姿についての悪口。
そんな過去に言われた言葉を思い出して涙する夜を何度も超えてきた。

それとは逆に恋人に言われた大好きや、友人からの温かい言葉を思い出しては勝手に心の拠り所やお守りにして今日まで生き延びてきた。

言ってしまった言葉は無かったことには出来ない。相手に謝罪をし、受け入れてもらえたとしてもだ。必ず、言われた瞬間に身体には入り込み蝕んでいく。

言葉を使う者として、言葉は呪いになるということを決して忘れることなく生きていきたい。そしてそれは、これを読んでくれている貴方もだ。

世界が人を傷つけ呪いに変えてしまう言葉ではなく、人を温める言葉で溢れますように。

久しぶりに行ったコンビニが潰れてしまっていて一抹の寂しさを覚えた夜の写真を添えて