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家建ちぬ〜第七回 設計打合せ〜 

設計事務所が決まれば次は設計打合せ。楽しみなフェイズである。
筆者自身も建築設計やデザインにとても興味があるし、ディテールオタクだからこそ、得意な建築家にリードして貰い、自分では到達出来ないクオリティでものづくりを楽しみたかった。

なによりも自分が本当に欲しいものって、よくわからないものなのです。

もちろん一般的な収納量や太陽光パネルの有無であったり、「〇〇は得か?損か?」とか、「これをやると後悔!」などの動画を見たり、「住まいの解剖図鑑」を読んだり、色々と幅広く住宅について勉強もしていました。

初回打ち合わせ

初回の打ち合わせは設計事務所のアトリエでした。事務所は山の中の古い鉄骨の工場をリノベーションした(なんか字面は良さそうですが階段とか少し怖い感じ)場所で、挨拶と過去作品の紹介、これからどんな暮らしをしたいのかの打ち合わせからでした。

①過去の作品事例。
何件かの実作の写真や建築雑誌に載った際の記事、直近の竣工図を見させてもらいました。

②建築設計をどのように考えているか
建築家に相談する以上、【目指しているもの】【モットー】【作風】を伺ったり、マニアック?な会話もしていました。

好きな住宅の話題でアイアンハウスというコールテン鋼の住宅の話も出てきました。まず実務では使用することのなかったコールテン鋼を使用したいなんてアイデアも浮かんできました。

いわゆるサラリーマン建築士ではなかなか出会わないリスクテイク気味?な納まりの、手すりや階段、アウトセット引き戸の詳細も教わり私自身も勉強になりました。

③どんな家が欲しいか
改めて筆者が住みたい住宅の要件を箇条書きして伝えました。

•延床面積 40坪程度を想定
•土地面積 190m2
•家族構成 子供は将来的に予定
•予算 建築3500万(坪80〜90万程度)
•構造は強ければ良い。
•趣味の木工や自転車がいじれるホビールーム
•床座のリビング
•外と内がつながる空間
•収納は多め
•庭いじりがしたい
•デザインはいろいろ提案をいただいて選びたいこと

④設計工期や設計フィー
全体の設計工程を暫定で設定し設計工期が7ヶ月、設計費は250万円程度で、支払方法は銀行と要相談とのこと。設計費については高いのか安いのかよくわかりません。HMの感覚で言えば0円にもなってしまうし、国土交通省の定めるところであれば10%程度のような気もします。。。

初回打ち合わせの感想

初回打ち合わせはこんな感じで進みました。
設計打ち合わせは楽しく、基本的に建築オタクであるため自分の家よりも誰かの作品について話していることも多く、奥さんには悪いことをしていたwww

私自身学術的に深めたいと言うより、アイドルが好きな人がいるのと同様に、珍しくも美しい建築を眺めるのが好きな一般人です。

HMで検討している人とは、また違った着眼点に偏りがちだと思いますが、設計事務所との打合せの雰囲気など経験している人も少ないと思いますので、参考になれれば嬉しく思います。

次回は当初提案になります。

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