#24 某楽器屋閉店セールにて
文:三浦隼人
20年前のとある日、
当時VIANOVAにあった某楽器屋閉店セールにてその男は言った。
「閉店で安いからシンバルいっぱい買ってくわ。」
ちょ・・・それ俺も買おうと思ってたんですけど!
でも見た目おっかないからなんも言えね~。
20年前、自分とよしとさんとの出会いだった。
五戸のドラマーつながりということで、
自分は結構ライバルのように意識していたかもしれないが、
向こうはどうかいまだにわからない。
ドラマーとしてもタイプ的に似ていると、
愛するゆきさんに言われたことがある。
繰り返し言うが、愛するゆきさんに言われたことがある(笑)
ちなみに携帯の着信音がゲーム音楽ばかりだったのもお互い共通。
FFやドラクエなど王道なものは一切入っておらず、
マニアックなゲームしか入ってなかったのも共通(笑)
よしとさんがROXXの店員だったこともあり、
ライブの時には結構意識をしていたようにも思う。
それに気づいたのは、よしとさんが亡くなってから。
1~2年間、ドラムに対する意欲がほとんど無くなった時。
自分の演奏を一番見てほしかったのは、
よしとさんだと改めて気づかされた。
今自分は39歳。
あなたが亡くなっても、なんだかんだでドラムを続けていますよ。
いつかまた再会することになるでしょうが、
その時こそ、ドラム自慢大会に俺を出してくださいな。
ついでにゲーム音楽についても語り合いましょう。(笑)
(END)
今回は、ドラマーの三浦隼人くんにご出演いただきました。そうだね。よしとと演奏スタイル似ています。
そうかよしとの第一印象は怖かったのね…。自分は年上なので、彼を若々しいフレッシュイメージで見てました。ロックスに連れてった職場仲間の女性なんかは、彼の肌がツルツルしてるもんだから「かわい~女の子みたい~」と目を細くしていたのを思い出します。
その時々に流行していたジャンルがあって、プレイヤーはみんなお互いのライブを見たり情報交換したりと刺激しあって腕を磨いていくものですが、よしとは当時のドラマーの中心的存在でした。もちろんいつもロックスにいたということもありますが、確かなプレイと耳、そして人柄によるところが大きかったでしょう。ロックだけでなく多ジャンルのドラマーから親しまれていたのがその証拠だと思います。
そして彼は、今日もロックスのカウンターの奥から自分たちのことを見守り、そして時には他のドラマーの腕を借りて、ステージ上の自分の楽器を演奏しているのです。
隼人くんありがとうございました!そういえば最近のライブ見てないね。まだ状況面白くないけど、今度よろしく!
次回は5月16日更新予定です。Hachirock/869にも出演している、ネックが長いギターの彼です。表現することへの思いを語ります。お楽しみに!
読むロックスはみんなで作る「読むライブスペース」です。楽器できなくてもOK!スタイル自由!そしてノルマなし(笑)。読むライブやりたい方大募集中!イシヤン又はゆきさんまでよろしく!
みなさんご覧いただきありがとうございました。
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