木魚

多感なアラサー。 ばあちゃんに揺れ動く家族と自分の、備忘録。

木魚

多感なアラサー。 ばあちゃんに揺れ動く家族と自分の、備忘録。

最近の記事

認知症を承認してほしい父、前編。

ここでちょっと、認知症とばあちゃんの馴れ初めを。 認知症かも?って疑い始めたのは、確か2年くらい前。 初めに気付いたのは私の母。 挨拶代わりの小言がループするようになったり、記憶が混沌としてきてる事に違和感を覚えたらしい。 それを父に言うとね、「両者の意見を」ってばあちゃんの話も聞きに行くわけよ。 偉い。人として。 しかしばあちゃんは筒抜けのショックと、「ボケてると思われてる……!?」というショックで、まあヒートアップしちゃうよね。 結果、喧嘩して真相は掴めず。 元々嫁

    • 自宅待機する家族

      「キマってる」ばあちゃんの手術が始まったのは、夜ご飯も終わった消灯頃。 手術が終わるのは未明になると言われ、じゃあ家で待つか、って帰宅。 家で待つかね(笑) 一世一代の大勝負なのに。 中々手術が始まらなかった頃は、 A病院では「すぐ手術しないと」って言われてたのに、こんなに先延ばして大丈夫なのか っておどおどしてたのに、叔父。 一緒に帰宅しちゃって。 でもどこかやっぱり心配だから、何となく、自室には戻れなくて、リビングで雑魚寝。 「無事手術は終わりました。」 の連絡

      • 大動脈解離

        連勤明けの休日、友人との夜ご飯に備えゆっくり起きるはずが「ばあちゃんがやばい!」のLINEで飛び起きたお昼。 病気のデパートだったばあちゃんは、コロナ禍になってから病院以外の外出を控えており、病院に行くのが生き甲斐(父親談)の如く、あの日も体調不良を訴え両親を連れて病院に向かってた。 受付を済ませ、車で待機してた時に 突如呂律が回らなくなり、 目が合わなくなって、 顔が右を向いたまま動かず、 口から溢れるよだれを吹き続ける左手、 動かない右手。 医院の先生を呼びに行って

        • 自己紹介

          5人家族の長女として産まれ、ばあちゃんじいちゃんと7人で住み、大学生の頃にじいちゃんが他界。 元々仲はそんなに良くなかったけど、じいちゃんが死んだことで、ばあちゃんの神経質な性格に拍車が掛かり、同居してた私達家族への不満はバリエーションが豊かになっていき、嫁である母親への文句は尽きず、父親とはしょっちゅう喧嘩してた。 その反動もきっとあって、独身の叔父さんが来た時は大層嬉しそうにしていたばあちゃん。いや、元々可愛がってたのもあるか。 そんな態度の違いに、私のばあちゃん離

        認知症を承認してほしい父、前編。