ヒガサスマエ
自作の読み切り短編小説をまとめたものです。 物語は全てフィクションです。 内容を推奨するものではありません。 想像上で書いている点がありますので、至らないところもあるかとは思いますが、大目に見ていただけると幸いです。 一部、性的表現を含んでいるものもございます。 苦手な方は自己判断で閲覧頂きますようよろしくお願い致します。
恋だと言わせて Let me say it's love 花も星も誰かを例えるためにある Flowers and starts are there to compare someone だけど月だけはあなたを例えるためにある But the moon is just to compare you この感情は誰にも汚されたくないの I don't want anyone to be polluted this feeling 叶わない思いでも構わないから I don
あなたは私の数千歩先を歩き いつも私を正しい方に導く 鬱陶しいのに 偉そうなのに 怒られるのに嫌いになれない 考えてくれて 気遣ってくれる割には 愚痴を言ったら ケチをつけてきて 今後は一切言わないと決心するのに 寂しいとき、思い出すのはあなたで しんどいとき、思い出すのもあなたで 好きという気持ちを大切にしてくれて 世界は広いと教えてくれる そうやって私を救ってくれる 大丈夫とは言ってくれないし ちゃんとしなさいって言うし つい弱音を吐けば小言を言われ
当たり前は存在しないと、どうして忘れていたのだろう。 いつも隣にいるのが普通になっていて考えもしなかった。 うるさいぐらいに聞こえていたあなたの声はもう聞こえない。 永遠に一緒にいようだなんて、嘘つき。 思い出だけは色褪せなくて、それが何よりも私を苦しめる。 かっこいいって素直に思ったあの日。 気乗りはしていなかったけど暇つぶしにはなるかな、なんて。 砕けた話し方をするあなたは、話しやすかったし。 けらけらと笑うあなたがなんだか、とか。 恋なんて忘れたはずな