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D4DJを観てカバー曲を歌うとは何かを考える

D4DJ Groovy Mix(グルミク)と言うスマホのリズムゲームがあります。自分はバンドリ!(BanG Dream!)で、この手のゲームにハマったので、同じブシロードが制作、並行してライブイベント&アニメ作品化という事で事前登録開始と共に登録してアプリも配信してすぐダウンロードしてやった位期待してたんです。

最近、『なぜD4DJは失敗したのか?ブシロードの声優起用について思うこと』という記事を読ませていただきました。

この記事で言及されてる事は、自分がこのゲームやアニメを観て思った事と大体同じなんですが、自分が一番気になったのはカバー曲を歌うという事についてどう思ってるんだろうって事でした。

まず、このD4DJですが、自分はゲームより先にYouTubeや公式サイトでライブ映像を観たんですよね。

第一印象は、『DJって今こんな企画もんの地下アイドルみたいになってるの?』でした。
自分なんかのDJのイメージって、曲をいかに上手く繋げてホールを煽りつつ盛り上げる感じなんですよ。決して中途半端に歌って踊るパフォーマーのバックで一緒になって同じ振り付けをしながら画面に向かってキメ顔する役割じゃないんです。

自分でも曲繋げたりネタを被したりして遊んでたし、DJやクラブ関係の友人も多かったです。でもまあ、何十年も昔の事なんで変化してるんかな? ちょっとびっくりでした。※インタビュー読んだら、このスタイルはブシロードの社長さんがこれはイけるみたいに思って作ったスタイルの様です。イケてないけど……。

そしてアプリ配信。DLして曲目見て思ったのが、インストの選曲が結構好みだったのと、結構古い曲をフューチャーしてるんだなーって感じでした。

ソシャゲの性でしょうか。最初のガチャでいいのが出ないとイマイチゲームに入り込めない感じで、すぐ『バンドリ!』に戻り放置気味に。

それからオリジナル曲のCDも出て、テレビやメディアの露出も多くなり、街には宣伝の大型トラックが走り回り、『金かけてんなー』って印象はあれど、ゲームやろうって気力はイマイチで、『バンドリ!』はやるけど『D4DJ』はいいかなって感じで放置してました。運営元は凄く推してるんだなとは感じるけど、宣伝の打ちすぎっていうのかな? 逆に魅力が失せていく感じに思えたんですね。

そしてアニメをキッカケにまたやり出すんですけど、そこで初めてカバー曲をしっかり聴いたんですよ。

ちょっと唖然としました。

『バンドリ!』でもカバー曲はあります。だから自分の好きなアーティストの曲がカバーされたらちょっと嫌かなって思ってはいたんだけど、その嫌な予感が『D4DJ』で起きちゃった感じです。

カバー曲って、ただ『この曲好きだから歌いました』とか、『この曲カバーすれば話題になるし』とかで歌っていいもんじゃないと思うんです。

カバーする原曲にちゃんと敬意を払って、元歌のアーティストさんが歌ったイメージを壊さず、それでいて自分の色はしっかり出す。そこまで考えて曲を選んで欲しいし、カバーするなら、この曲でなくちゃいけない理由も考えて欲しいんですよ。

制作会社であるブシロードの代表である木谷高明さんのインタビューで、『80年代懐メロで20代も40代も取る ブシロード新作は「DJ」で勝負』という記事がありました。

40代もメインターゲットにしたいから、当時流行ったいわゆる『懐メロ』をカバーして訴えかけるという事のようですが、音楽シーンで言えば『BOØWY(ボウイ)』や『THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)』、『尾崎豊』。アイドルで言うと『松田聖子』や『中森明菜』を始めとしたスーパーアイドルをリアルタイムで観てきた人達です。※自分も含めて

そういう層を相手にあのクオリティのカバー曲を量産するのはどうなのか?

『バンドリ!』は最近の曲が多いからまだ気になりにくいですが、バンドリファンの友人曰く、好きな曲がああいう感じでカバーされてるのは聴きたくないんですよ。そう思ってるファンもいるんですよね。

カバー曲に関してですが、今ってYouTubeで聴きたい曲検索しても、素人の『歌ってみた』動画がトップに来る時代です。しかも流行ってるから歌ってみたみたいなノリが多いんですよ。映像も最初は斜め上からが主流だったけど、『THE FIRST TAKE
(ザ・ファースト・テイク)』でLisaの映像が流行ると、今度は同じようにマイクスタンドにポップガード付けて真横あたりから歌ってる動画がタケノコのように増えてくる。なんのポリシーも感じられないです。

後やっぱり、歌や芝居があまり得意でない人を中心に据えるなら、周りは中堅、ベテランで固めて欲しいんですよね。D4DJやバンドリ!はリアルライブ等のイベントも柱だから劇団ブシロードになっちゃうのは仕方ないとは思います。例えばですが、三谷幸喜さんが映画やドラマやると同じ俳優さんが多くなるみたいに、上手ければ気になる事はないんです。

自分がD4DJやらなくなったのは、曲の途中やインターバルに入ってくる演者のセリフが一番の原因なんですよ。

もちろん悪い所ばかりじゃないんです。『Photon Maiden』の曲調やコンセプトは凄く好きだし、CDも買ったし、ゲームもやり込んでみた時期もありました。

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Copyright©株式会社ブシロード『Photon Maiden』CDジャケットより引用

でもそれ以上にゲームやってると落ちる要素が自分は多かったんです。アニメでのキャラクターの描き方も魅力を感じるどころか興味が失せる一因でした。どうしてブシロードの作品は、こうイラっとするキャラクターが多いんだろう?

全てが2021東京オリンピックのように、マイナス方向に進んでしまった感があります。

最後にカバー曲の話に戻りますが、中森明菜さんや徳永英明さんのカバーアルバムが、何故あれだけ支持されたかを考えてみる必要があるんじゃないかと自分は思うんです。

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