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住所不定無職、家を買う。

どうも、お久しぶりです。

住所不定モバイルハウス暮らしから、家と土地を買って地主になりました。夫のしうんです。

荷台家族から定住家族になります。

ここ数年、モバイルハウスを作って「これからの時代は可動産だ!」と謳ってきましたが、可動産暮らしやめました。

4月に子どもが生まれて三人家族になり、そのままゆんゆん号で遊牧するのかと思いきや、やっぱり家族で安心して暮らせる拠点の必要性を感じて6月から長野県安曇野の周辺で家探しをはじめました。

限られた低予算のなか、果たしてわたしたち家族に買える家なんて見つかるのだろうか…と思った矢先!なんと家探し2日目にして運命的な出会いがありました。

捨てられた家と土地を買う。

知り合いの不動産屋さんがわたしたちが長野に来るタイミングで連絡をくれ、古いログハウスつきの物件が100万円で売りに出てて、隣接する土地もこれから公売に出されるから家と土地あわせて350坪を格安で購入できる機会に巡りあいました。

もちろん、家と土地が安いのには訳があって、わたしたちも初めて家を目の当たりにした時は「おっおー、、これは相当やばいな…」と思いました。
築30年のログハウスは、ブルーシートで覆われ朽ちかけてる草屋根の外見はもはや廃墟。さらに敷地内は松枯れ病で伐採された丸太があちこちにゴロゴロ積まれて転がってる状態でした。

でも、いざログハウスの中に入ってみると外の見た目とのギャップに驚きます。

どこか日本離れしたインテリアの雰囲気

天窓から差し込む光に、ペアガラスの大きな窓

そして夢の薪ストーブつき!

30年ほど前に建てられたログハウスですが柱や梁、ログ壁は綺麗に残っていて、朽ちかけてる屋根さえ直せばまだ十分住めそうだなと思いました。ロフトがある平屋ログハウスで、家の広さも程よく、元々トラックの荷台暮らしを送ってたわたしたち夫婦にとっては申し分ない広々とした空間です。

ただ、問題は他にもあります。

実はこのログハウスには、電気、水道、ガスが通ってなく、お風呂とトイレもない生活インフラが全くない家なんです。

オフグリッドで暮らす。

普通の家で考えたら、とても住めるような環境ではないと思います。普通なら上下水道をつないで、電気をひいて、ガスを契約し、トイレも水洗で配管するとなるとこれらの設備工事だけでもかなりお金がかかります。
さらに、屋根も大工さんやトタン屋さんに張り替えてもらうとなると数百万円かかりますが、わたしたちにそんな大金はないので、セルフでリノベーションすることにしました。

あれこれないのをネガティブに捉えるのではなく、生活インフラを中央集権的な電力会社や大企業に頼らず、なるべく自分たちで自給することを目指したオフグリッドな暮らしに家族で挑戦してみようと思います。

例えば、電気は屋根にソーラーパネルを設置した自家発電にして、水は近くにある湧き水と屋根から雨水を貯めて生活用水にします。トイレは水洗式ではなく、コンポストトイレを使って、ガスもゆくゆくは生ゴミからバイオガスを作れるシステムを導入してみたいと考えてます。

いきなり、すべてをオフグリッドにするのは難しいので自分たちに出来る範囲で少しずつオフグリッド化を図っていきたいと思います。

どんどん買って、捨てるという大量生産、大量消費な暮らしではなく、暮らしに必要なものを手づくりしていくプロセスを楽しんでいきたいです。

ふつうの家をつくるにはお金が必要。だったら、ふつうじゃない家をつくればいい。自分で家をつくればお金はいらないし、きっと、そのほうがすごく楽しい家になる。-北の国から

イソーロー&お手伝いさん大募集!

そんなわけで先週に石川県から安曇野へ移り住んできて、開拓キャンプ生活を送ってます。

草に覆われて敷地内に入れないので、草を刈ってログハウスまでの道をつくるところから開拓キャンプ生活がはじまりました。

ログハウスの中にテントを張って生活してます。

ここ一週間の景観ビフォーアフター

夏の暑さが和らぐ8月末に嫁さんと赤ちゃんも移り住んでくる予定なので、ひとまずなんとか家族で暮らせるようにここ一週間は草刈りと家の中の掃除とゴミを片づけてます。

9月から屋根の修繕工事に取りかかる予定で、さすがに一人で屋根を直すのは難しいので一緒に作業を手伝ってくれる方を大募集します!

数日の短期から、1ヶ月ほどの住み込みイソーローも大歓迎です。
お給料はでませんが、1日2食つき4時間ほど作業などのお手伝いをお願いします。
毎日キャンプのような暮らしですが、そんな環境でも楽しく過ごせる方、安曇野へ遊びにきたい方、家のリノベーションや大工仕事に興味ある、または経験ある方だと大変助かります。

ぜひ一緒にログハウスを立て直しましょう!

お手伝いにご興味ある方は
nidaihuhu@gmail.com
までご連絡ください。



生きる実験はつづく🏡